2015年2月24日火曜日

ガンの養生中、春先に多いトラブル

ガン養生中、春先に多いトラブル

その1,肝の気が上昇するとともに、腫瘍マーカーも上がりやすい

春は肝の気が上昇しやすい季節です。
山々の氷の水が溶け出て川に流れるように、私たちの体も、冬場に溜め込んだ余剰物質を解毒しようとして、肝臓はフルに働きます。
さらに、春先は花粉や黄砂などの物質も体内に取り込みますので、肝臓はオーバーワークになりがちです。
これが追いつかなくなると、内部環境が汚れ、今まで落ち着いていた腫瘍マーカーが上昇してくることがあります。

*タンポポ茶や、切り干し大根茶で解毒を助け、肝を守る
*深呼吸や風呼吸で、肺の気を高め、肝の暴走を抑える
*生姜へそ灸や、お腹の味噌湿布で、消化管の働きと免疫を高める
などのお手当てを取り入れて、十分に養生してください。

その2,肝がオーバーワークになると、炎症による腹水が生じやすい

同様にして、肝の気が亢進すると、炎症が生じやすくなります。
炎症を冷ますために組織液が集まってくると、腹水の量が増えてきます。

*清熱解毒の漢方又は薬味を、少し多めにとる
*睡眠を十分にとり、あれこれやりすぎたり、気が焦る事態を生じさせない
*ビワ温灸、ビワ葉コンニャク湿布などの手当てを念入りに行う

その3,会食などが増える季節は、腸閉塞に要注意

日頃から養生している人ほど、食べ過ぎやハメはずしに注意してください。
特に甘い物と肉食の摂りすぎは危険です。
養生により、動物性タンパク質に対する代謝酵素が減少し、消化できないところへ、甘い物を食べていると、腸管の動きが停止してしまい、頑固な便秘や腸閉塞を起こしやすくなります。

*空腹時に甘い物を食べない
*ランチやディナーで、完食するのは危険
*腸活性などのナノ型乳酸菌で、腸の働きを強化
*味噌湿布やへそ灸を取り入れ、お腹をよく温めてください

2015年2月18日水曜日

エネスポ+毛糸のパンツの効用

エネスポ+毛糸のパンツの効用

毎年12月~3月にかけての寒い時期、寒湿腰痛に襲われて、大変な思いをしていました。
厚手のタイツをはいてその上から靴下、レグウォーマーで足元を保護し、ブーツをはきます。
お腹~腰回りを冷やさないように腹巻きをして、その上にペチコートとスカートを二枚重ねしていても、夕方になると腰がガクガクして鈍く痛み出す始末。
かといってカイロを腰に貼ったりすると、今度はのぼせたり汗をかいてかえって冷えてしまったり・・・。

それが今年は、本当に腰痛の悩みが殆どなくなりました。
それは、毛糸のパンツの着用の効用と思われます。
アクリル製の安価なものなのですが、長さがロングガードルのように太もものところまであり、腹巻きと違って、鼠径部をしっかりと保温することが、女性特有の子宮の冷え、骨盤内の冷えによる腰痛を防ぐポイントだったようです。

特にホルモン変化が激しい時期は、体の調整能力も落ちるために、夕方になると骨盤が開いて内臓が下垂したり、それに伴い腰回りの血流が細り、痛みが生じるという腎虚腰痛が起こりがちです。
夕方~夜間の腰痛にお悩みの方は、毛糸のロングパンツ+スッポンエキス”エネスポ”の服用をお勧めいたします。
エネスポには、補陰効果+スッポン胎内卵による補陽の効果があり、陰陽両虚・・・つまり老化、加齢による足腰の痛みを改善します。・・・まさに飲む毛糸のパンツですね♪

ちなみに、ぴょんの毛糸のパンツは、茶トラ模様です・・・誰も聞いとらへんね!
あっ・・・夜中もはいて寝てくださいね♪

2015年2月10日火曜日

後鼻漏の養生

後鼻漏の養生

後鼻漏で、タンポポ茶と穿山署預を服用中の方から、お便りをいただきました。

後鼻漏の原因である熱痰を溶かす働きの穿山署預と、痰湿解毒のタンポポ茶を併用していただき、養生として、痰湿を作る甘い物の間食を控えていただき、里芋や昆布など化痰作用のある食べ物や香味野菜の解毒スープをお勧めしました。

1週間ほどで目の奥の痛みと、頬の痛みが無くなり、後鼻漏の粘稠性がとれてきました。その代わり、口の中にたくさん透明の痰が流れて来るようになりました。
(後鼻漏が溶け出しているためと思われる)
便秘も改善し、楽になってはきていますが、まだ後鼻漏がスッキリしないことと、口内炎が常にできていることが気になります・・・とのこと。

黄色い痰であれば、炎症が強いので、苦草という抗菌+抗炎症作用のある漢方をお勧めいたしますが、無色透明の痰ということですので、通竅がよろしいかと思います。

無色透明の痰は、アレルギーによる粘膜の炎症により、組織液が集まってきた物です。

通竅は、粘膜面の炎症を抑え、肺脾腎の働きをよくして、痰の形成を防ぐ漢方です。
1日3回、食後に2錠づつが、最初の服用の目安です。(180粒入り、30日分で8424円)です。

できましたら、今までの処方に通竅を加えられるのが良いですが、ご予算の兼ね合いもあると思いますので、そのときは、穿山署預の量を半分に減らして併用されるか、あるいはタンポポ茶+通竅で様子を見てください。

又、甘い物を控えていただくことの他に、油脂にも気をつけてください。
トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)
動物性の飽和脂肪酸(牛肉、豚肉の脂身)
植物性のωー6系脂肪酸(大豆油、菜種油、紅花油、コーン油など)
は、炎症を助長する油ですので、控えてください。

炎症やアレルギー反応を収束させる油は、魚の含まれるDHA,EPA,オリーブ油、亜麻仁油、えごま油、シソ油、そしてココナッツ油です。