2017年11月21日火曜日

血糖値の乱高下と原因不明疾患

血糖値の乱高下と原因不明疾患

千代田国際クリニック(国際全人医療研究所)院長・・・永田勝太郎先生の臨床と研究より、現代医療での機能的病態の診断治療ができない病気!!!
すなわち、
1今のところ異常がないので、様子をみてみましょう
2気のせいですよ、あなた神経質ですから
3自律神経失調症ですね
4精神科にかかってみたら?
などといわれるような症状の多くが、低血糖と深く関わりがあることが解明されました。


低血糖や、血糖の乱高下の影響を強く受ける部位は
*脳(認知、記憶障害、集中力、計算力の低下、人格の変容、異常行動、自律神経の調節不具合)
*心臓(起立性低血圧、心拍出量の低下)
*筋(代謝不全、筋疼痛、疲労、しびれ、痙攣)
などで、24時間14日間の持続的血糖値測定ができるようになって、繊維筋痛症、パニック発作、認知症、うつ・・・等の診断をされた方の多くに、低血糖や血糖の乱高下がみられ、血糖のコントロールがなされたところ、症状がどんどんと改善されていった・・・ということです。

ヘモグロビンA1Cの値は、平均的な値であるため、これを測定しただけでは、血糖値の日内変動はわかりません。
つまり、A1Cが正常でも、血糖値が下がりすぎている時間や、上がりすぎている時間があって、平均値になっている可能性があり、気がつかないうちに血糖値が乱高下している可能性があります。
血糖値の乱高下は、糖化、酸化、老化を招き、認知症、アルツハイマー、がん、心筋梗塞、脳梗塞、不妊症など、QOLを落とす重篤な疾患と関わるので、気をつけたいところです。

★次のようなことがあれば、血糖値の乱高下がある可能性があります★
*甘い物が好きで、空腹時に甘い物を間食する習慣がある
*食後、きまって異常に眠くなる
*集中力が急に低下したり、簡単なおつりの計算などが出来ないときがある
*体が痛い、しびれる、震える、痙攣などの症状が出ることがある
*眠れない、寝汗、悪夢を見る、パニック発作を起こす
*食事が不規則で、朝食抜き、どか食いなど
*生活リズムが乱れている

★血糖値の乱高下を防ぐ養生は以下のとおりです★
1,食事を規則的にとり、どか食い、早食いしない
2,主食に玄米や雑穀を取入れる
3,GI値の低いもの(野菜、タンパク質から食べて炭水化物を後回し)から食べる
4,朝食を抜かない
5,寝酒を止める
6,夜間低血糖を防ぐために、ホット豆乳ココアがお勧め
7,納豆、味噌汁などの発酵食品を摂り、カルシウム、マグネシウムを補給する

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