2011年4月13日水曜日

高血圧

震災後から、血圧がとても上がってしまった、不安で眠れない、眩暈やふらつきがあり、食欲がない、やたらとイライラする・・・などの症状を伴う高血圧の方が急増しています。
高血圧は、きちんと養生すれば比較的簡単に下がるものです。

西洋医学の降圧薬は、最高血圧を下げることが出来ても、最低血圧を下げることはなかなかできません。
ところが、養生をすれば末梢の血流は大変によくなりますので、最低血圧も安定して下げることが可能です。
血圧を下げ、不快な症状をとるために、以下の養生を守ってください。

1,とにかく寝不足をしない・・・午後10時~午前2時は解毒のゴールデンタイムです。老廃物が溜まって血液が浄化されていないと血圧は上がりますので、少なくとも午後11時前には床につきましょう。
2,解毒を促す食事・・・肉、卵、乳製品等の動物性タンパクと砂糖、添加物の多い加工食品は肝腎の解毒システムに大変負担をかけます。
主食を雑穀や玄米ご飯、蕎麦などにして、季節の野菜と海藻を食べてください。
干し椎茸と切り干し大根のスープや大根おろしがお勧めです。
3,高血圧に血虚を伴うことは大変に多いです。造血力を高め、質の良い血液を作ることで血圧が安定します。人参、ゴボウ、レンコンなどの根菜、かぼちゃ、とまと、きくらげなどの野菜、そして味噌は造血力を高める食品です。
4,恐れや不安は腎を傷めて血圧を上げます。補腎するためには、大きな声を出して気合いを入れたり、歌う、笑う、甘い物の食べ過ぎを防ぐ、下半身・・・特に足心を刺激したり温めること。
そして自然塩からミネラルをしっかり補給します。
5,漢方食品では、補腎養血の婦宝三膠、抗ストレス作用を持つ南国刺五加、肝陽上亢を降ろすカギカズラ、活血作用をもつ紅羅布麻、コレステロールなどの痰湿対策としてセンザンショヨ
などを組み合わせてゆきます。

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