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2017年4月26日水曜日

お腹が張る原因

お腹が張る原因

お腹がパンパンに張って苦しい・・・というご相談をよく受けることがあります。
お腹が張る原因には、腹水や痞塊(腫瘍など)等もありますが、今日はガスによる鼓脹についてお話したいと思います。

臓腑においての腑は、袋をなすもので、胃袋、小腸、大腸、膀胱・・・などすべて内容物が溜まると、蠕動運動により排泄されて、空っぽになり、また次の内容物を受け入れるというしくみになっていますね。
腑は蠕動運動することがとても大切で、この動きが止まるといろいろな不具合が生じます。

消化管の蠕動運動が弱くなると、食べ物が長時間滞在して、そこで腐敗してガスが生じます。
つまり、お腹が張るのは、消化管の動きが鈍くなっているためです。

では次に、消化管の動きを止めてしまう様々な原因について考えてみましょう。

1,お腹が冷えている
冷たいものを飲んだり食べたりしてお腹が冷えることの他に、甘いおやつやジュースを空腹時に摂ると、消化管が蠕動運動しなくても、ダイレクトにブドウ糖が吸収されてゆくので、消化管は動かなくなってしまいます。
消化管が蠕動することにより、お腹は温まるので、動きが悪くなるとさらにお腹が冷える・・・の悪循環にはまります。

2,油物を食べた
肉類の脂や、トランス脂肪酸、酸化された油などは、猛毒で消化吸収にダメージを与える他、消化が遅れて食べ物の滞在時間が長くなり、ガスが生じやすくなります。

3,精神的ストレスが入った
イヤな感情や不快な感情が生じると、腸管の動きはストップしてしまい、いっぺんにお腹が張ってきます。

4,肝の疲れ
肝臓は、食べ物や薬品、添加物の解毒の他、不快感情により生じた有害な神経伝達物質やホルモンなども解毒しています。
様々な疲労が重なり、肝の働きが追いつかないと、腸内環境も乱れてお腹が張りやすくなります。

5,脾胃の疲れ
食べ過ぎや飲み過ぎが続き、胃腸機能が低下しているときや、必要な栄養が摂れていないとき、消化管の動きが悪くなりやすくなります。

6,運動不足・・・足の筋肉が使われていない
筋肉と胃腸の働きとは密接な関係があり、座りっぱなしなどで、運動が不十分だと、胃腸が動きにくくなります。

お腹が張って悩んでおられる方は上記のことに注意されるほか
★柑橘類、ジャスミン茶、日本蕎麦、らっきょう、春菊、三つ葉、セロリ、パセリ、香菜などの香りの強い食べ物で気を巡らす
★ニラのお粥、シナモンティーなど、お腹を温める食材をとる
★発酵食品を取入れる
★しじみ、あさり、牡蠣あどの貝類や、イカ、タコなどで肝機能を助ける
★お腹を温める手当てを取入れる
★カラタチ、発酵紅参、万寿酵素、ナノ型乳酸菌などで、消化機能を後押ししてあげる・・・などもご参考ください♪

2017年4月13日木曜日

卵巣がんからの腹膜播種(40代女性)

卵巣がんからの腹膜播種 (40代女性)

卵巣がんがみつかり、その時点で腫瘍マーカーCA125が2280・・・両方の卵巣を手術で摘出された。
術後の腫瘍マーカーは190ほどで、お腹中に、ガン細胞(腹膜播種)が拡がっており、手術できずに閉じることに・・・。
抗がん剤を1クールやられたところで、漢方養生を取入れたい・・・とご相談に来局。


玄米を取入れた和定食を基本としていただき、抗がん剤はなるべく勝ち戦(免疫力が損傷していない、食事が普通にとれて、栄養状態がよい)のうちに足を洗った方が良いことをお話。
また、心の平安や、毎日を楽しむこと、そして体を温めることが、治癒へのスイッチを押してくれることなどをお話。

抗ガン剤の副作用を解毒するために、タンポポ茶
慢性炎症の解毒と免疫力のコントロールを目標に紫霊芝
の漢方養生も取入れていただいた。

1ヶ月後、腫瘍マーカーは、79,8
お腹に散らばっていた腹膜播種がすっかり消えており、体調もよい。
次回3クール目の抗がん剤を受けられるとのことですが、自分の免疫で叩いたがん細胞は、再発しにくいことを伝え、なるべくこれ以上免疫を損傷しない方向に検討してみたら?と提案。

ストレス(気滞)と内熱の関係

ストレス(気滞)と内熱の関係

ここ一週間ほど、脚が尋常でなくだるい、体に熱がこもり微熱状態なのに、発汗出来ず、風邪をひいたときのような症状が続き、寝ても熟睡できず、疲れがとれず・・・という状態が続いた。
往来寒熱(寒気と熱感が交互に来る)がして、言うに言えない体のだるさ・・・何かに感染したかなぁ~???
というほどのしんどさ・・・(涙)

葛根湯や柴胡桂枝湯のような解表薬、和解剤を用いても、湊理が閉じたままで、全く解表出来ない状態。
いつもなら、このような症状の時には、これでバッチリなのに、尿の出も悪く、さらに五苓散をプラスしても全く動かないという始末・・・。

もう、困ったときの神頼みは、親愛なるスタッフ・・ロバちゃんのロバツボか、マイマイの鍼しかないっ!
そこで、”ロバちゃ~~~ん” と助けを求めた。

どれどれ・・・と足と手のツボ押しをしてもらった。
くるぶしの周りの胆経、裏肝脾、膀胱経、腎経の数カ所、手の少陽三焦経に、耐えられないほどの激痛箇所が満載で、”痛い、痛い、痛~~~い”
と叫ぶが、楽になることがわかっているので、我慢、我慢!!!
しばらくすると、掌、足の裏から汗が流れるほど出てきて、気が通り始めた。
10分くらいの間に、お手洗いにも2回行き、水はけが一気に改善。
そして、1週間悩んでいた症状がすっかりとれて、人間らしくなった。

”巡ったね~~、すごいストレスやったね!”とロバちゃん。
”え~ストレスでも湊理が閉じる?!”
”何を今さら・・・肝鬱があれば、当然やろ?”

実はこの1週間、もろもろのストレスが入り、かなり気が詰まった状態が続いていました。
交感神経がバンバンに緊張した状態で、気が巡らなければ、湊理(皮膚の毛穴)も緩まず、カンカンに!!!
これ以上のストレスはダメだよ!!!と外界をシャットアウトしようとしているのかもしれません。

そうすれば、当然体温調整がうまくいかず、熱や湿が籠もった状態に・・・。
ここで、ロバツボによる、痛み刺激を加えたところで、痛みにより交感神経がさらに緊張・・・そしてその揺り返しにより、副交感反射が起きて、湊理が一気に緩み、気が巡り熱と湿が放出された・・・ということです。

それにしても、気鬱は怖い・・・散歩や気功を怠るといけませんね♪

2017年4月12日水曜日

肺がんからの胸水

肺がんからの胸水

H24年に転移性非小細胞肺がんがみつかり、手術し、術後抗ガン剤(イレッサ、タルセバ)、放射線療法等を受けた。
H26年に再発し、2年間治験の抗がん剤を服用しているが、がんの勢いが強く、胸水が溜まり息苦しい(H28年6月)
このとき、アルブミンが3.2 総タンパクの値も低く、貧血もあって体力が著しく低下。
抗がん剤の影響で、下痢が続いて苦しい。
電解質が失調し、脚の筋肉があちこち、こむら返りが起きて辛い。

かなり消耗が激しく、アルブミンの低下もあって、がんの勢いが強く感じられたため、1月から始められた紫霊芝(寝る前12粒)とタンポポ茶(朝)
に、紅参コンク朝晩15cc、エネスポ朝晩2,2を加えた。
また、お腹の免疫を回復させるために、長活性毎食前3,3,3を加えた。

長活性を飲み出して、すぐに抗がん剤による下痢が止り、とても楽になった。
下痢が止ったら、脚のつりが激減した。

食事で、動物性のタンパクが総タンパクの3分の1を割らないようお話し、魚や貝類、鶏肉などを取入れるようお話した。
3ヶ月後の9月終わりには、アルブミンが4,2、貧血も改善され、体重が5キロ増加、少しずつ引いていた胸水も見られなくなって、現在も養生中。

2017年4月5日水曜日

陰虚と慢性炎症

陰虚と慢性炎症

発がんの原因として、低体温や冷え(陽虚)はすでに、どなたも理解しておられると思いますが、意外と知られていないのは、陰虚も慢性炎症を引き起こし、発がんの大きな原因になるということです。
いや、むしろ陰虚こそが、老化と発がんの大きな原因です。

陰虚とは?・・・隠居ではありません(苦笑)
体を潤したり、熱を冷ます力がある津液(体液や、分泌液、ホルモン等々)が足りない(虚した)状態です。
陰は夜寝ている内に養われるので、寝不足や過労、ストレス過多で、体が休められない状況が続くと、陰虚が進みます。
ですので、頑張りやさんや、ストレス過多の方に多く見られます。

陰虚になると、体を潤すものが枯渇するので、乾燥して火照り、熱症状を持ちやすくなります。
即ち、喉の渇き、のぼせ、火照り、皮膚が乾燥して艶がなくなりシワになる、髪の毛がパサパサ、空咳が出る、手足が火照って熟睡できない、寝汗をかく・・・等
このような状態のときは、組織に慢性炎症を起こしやすく、粘膜の渇きにより免疫力も低下し、長く続けば発がんにつながりやすくなります。

更年期でのぼせやホットフラッシュなどがある女性も要注意。
実際に50前後から発がん率は高まります。

陰虚になると、体が火照るため、熱い、熱い・・といって冷たいものを飲んだりしがちですが、これは間違いです。
何故かというと、陰虚は熱の証ですが、急性の発熱のように、熱が勝っているのではなく、体を潤し冷やす、”陰”が不足しているために、見かけ上、熱の症状を呈しているものなので、冷やすのではなく、陰を補うことが大切なのです。

その最大の養生法は、頑張りすぎと無理を止め、ストレスから遠のいて、質の良い睡眠をしっかりとることです。
食べ物でのお勧めは、
黒胡麻、白胡麻、松の実、銀耳、枸杞子、ユリネ、長芋、自然薯
ホタテ、牡蠣、あわび、あさり、しじみなどの貝類
スッポン、亀肉、ロバ肉、豚肉、鴨肉、猪肉、卵類
チーズ、ヨーグルト、豆乳等

ある種のネズミ・・・ハダカデバネズミは、長年の研究において、がんの発生がないそうです。
このネズミは、体を潤すヒアルロン酸の分子量が大きく、慢性炎症を起こすことがないのが原因で、呼吸のペースもゆっくりで、少量のエサでも生きることが出来る、エコなネズミだそうです。

いつも忙しくしている人は、ちょっと生活を振り返ってみてください。
また、陰虚に、陰を補わず、どんどん冷やしてゆくと、今度は陽虚(冷え性)になり、陰と陽の根っこは同じであるため、次第に陰陽両虚となり、生命の玉は小さくなり、消耗してゆきます。
くれぐれも、養生の仕方にご注意ください。

2017年4月4日火曜日

生命とスイッチ

生命とスイッチ

私達の体にはいくつかの様々なスイッチがあるようです。
治るためのスイッチ、がん化を促進するスイッチ、炎症を起こすスイッチ、長寿遺伝子を目覚めさせるスイッチ・・・等々。
問題は、どうしたら必要なスイッチを入れたり消したりできるか・・・???

今日のランチタイムは、薬局スタッフのロバちゃんとその話しで盛り上がりました。
パソコンに精通しているロバ先生が、人の脳とパソコンのCPUは、とても似ているところがある・・・。
で始まりました。

パソコンがフリーズしてしまう原因には2つあり、一つめは、その仕事量が増えすぎて処理能力が追っつかなくなったとき。
もう一つは、何らかの原因で、電圧が下がったとき。

きっと人の場合も、処理能力(解毒能力など)が追いつかないほどの仕事量(体にとって様々なストレスなど)が入ったときや、明らかに必要な栄養が足りていないときなどに、通常のシステムがバーンと落ちてしまい、緊急用のシステムのスイッチが入ってしまうのではないか???と・・・。

パソコンであれば、強制終了して再起動したりする。
つまり、リセット!
そして、パソコンになくてはならないのが、水晶発振器(固有のリズムを作り出すもの)だそう。

これを人に置き換えると?
ストレスのかからない、最適化(初期化)された状態にリセットすること。
つまり、無理や我慢を止めて、本来の自分らしい状態に戻ること、体にとって必要な栄養状態にすること・・・など。

ではどうすれば???
それは、リズムを大切にすること。
例えば、寝る時間、起きる時間、食べる時間などを一定にし、昼間は活動、夕刻になるにつれ、リラックスしてゆく。
もう一つは、呼吸運動や、気功、ウォーキング、体操、音楽などのリズム運動をしてリセットすること・・・。
リズム運動の刺激で、スイッチが入るのでは???
などと、とめどなく盛り上がったのでした(笑)