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2011年7月19日火曜日

気虚証と漢方

気虚証とは元気が足りないタイプです。
気の働きには、
1,摂った食品から、エネルギーを作る働き
2,やる気、行動を起こす働き
3,体を温める働き
4,血液や体液を漏れないように保つ働き
5,体を営養する働き
6,免疫力を上げて体を守る働き
があります。
気虚証では、気の働きが低下しますので、
1,疲れやすい、体がだるい
2,声が小さい、ちょっと動くとすぐに息切れ
3,体が冷える
4,下痢、軟便、汗をかきやすい、不正出血しやすい
5,食欲がない
6,風邪や感染症にかかりやすい
などの症状が現れやすくなります。
それでは、気虚証の罹りやすい病気と、養生法、漢方食品などについて解説いたします。

★罹りやすい病気
1,臓器が下垂しやすく、消化、吸収、排泄などの機能が低下しやすい
2,免疫力が弱く感染症にかかりやすい
3,肺の病、胃腸の病に罹りやすい、アレルギー性鼻炎、喘息
4,気虚が進み、陽虚となると、生理痛、泌尿器の病気、骨の病気、腰回りの病気、子宮の病気、不妊症に罹りやすい
★食養生
1,お勧めの食材は補気類、補陽類、温裏類
2,一度に多く食べず、回数に分けて胃腸への負担を減らす
3,動物性タンパクと動物性脂肪は脾胃に負担がかかるので、とりすぎない
4,体を冷やす冷たい食べ物、飲み物、生野菜、果物を控える
5,小麦より米類がよく、とくに玄米と雑穀がよい
6,生姜、根菜のスープなどで体を温める
7,甘いものやお菓子でお腹をふくらさない
★暮らし養生
1,昼間に十分に体を動かし、エネルギー産生能力を高める
2,ダンベル、ストレッチで筋力を高める
3,大椎温灸、手足温浴、腰浴
★薬膳漢方
1,コルマータQ10・・・コエンザイムQ10と紅参が合わさり、気血を増やし体を温める (気血両虚)
2,大熊柳・・・胃腸のおけつをとり、お腹を温めて血流促進 (気虚おけつ)
3,通竅・・・肺脾腎を補い、アレルギーやむくみ、水の代謝を改善 (気虚痰湿)

2011年7月5日火曜日

更年期と夏バテ

今年の夏も早くから暑さが厳しいですね。
皆様は体調いかがですか?
昨年は私も更年期にさしかかって春先~夏場にかけてとても苦しんでいました。

体を栄養する血液や体を潤す体液が歳とともに不足してくる状態がいわゆる更年期です。
中医学では、肝腎陰虚といって、女性ホルモンの不足、肝血の不足とともに、体がのぼせて火照りやすい、血圧が急に上昇する、耳鳴り、めまい、ふらつき、脱汗などを伴う症状が特徴です。

体を栄養する血液や、潤す体液が不足しているのですから、環境の変化やストレスに大変敏感になり、ちょっとしたことでこれらのトラブルに見舞われやすくなります。
ストレスは人間関係や仕事に追われることだけではありません。
例えば低気圧が近づいたり、台風が接近するだけで急激に体調が悪化します。
また、クーラーの効いた部屋から急に暑い屋外に出たり、気温が急上昇したりすると、突然に大汗をかいたり、体に熱が籠もってのぼせ、気分が悪くなることなどもあります。

こういった意味で、更年期にさしかかった方はとても夏バテしやすい状態と言えます。
これを予防したり、解消するためには、根気よく肝血を補い、滋陰しておくことです。
私は昨年は、月経が不定期になったのをはじめ、めまい、ふらつき、虚脱感、動悸、息切れなど夏場にとてもいろいろな症状が出て大変な思いをしましたが、1年かけてじっくりと、漢方+食事療法をして養生したおかげで、今年は月経も順調で1度もジャンプしていませんし、春先のめまいや自律神経症状も現れませんでした。
本格的な夏の暑さがやってきましたが、お陰様で元気です。

更年期ですでにいろいろな症状がある方は、症状を解消する漢方だけでなく、婦宝三膠(補陰+肝血を補う)や亀齢寿(補陰剤)を根気よく飲んで、不足を補ってゆきましょう。
最低でも1年は養生してください。
そうすることで、今後が驚くほどラクですヨ♪
また、首の回りなどじっとりと汗をかく場合は、生脈紅景天で心陰を補いましょう。
動悸、息苦しさ、声も出せないほどしんどい・・・などの夏バテ症状をとってくれます。