2009年1月29日木曜日

五運六気

先日、今年初めての中医学研究会がありました。
毎年、この年始めの勉強会では運気学から入り、今年はどのような年になり、どのような病気が増えるか。
そしてそのような病気に罹らないために、どのように養生していけばよいかを検討します。

さっそくですが、今年の運気は、年の前半が太陰湿土、後半が太陽寒水であり、陰の気が強い一年となりそうです。
1月20日から、7月22日までは、太陰湿土が支配しているので、長雨が続いたり、湿気が多いことが基本になってきます。
特に、脾の働きが弱く、むくみやすい方、代謝が悪い方、冷えて足腰が痛みやすい方、腹水や胸水のある方は要注意。自分の中の内湿を溜めないように、水はけの良い体を作ってゆくことが大切です。
お米の中に、はと麦や小豆を混ぜて常食にすると良いでしょう。

また、7月23日から来年の1月19日までは、太陽寒水が支配します。
長雨、冷夏、そして冬の訪れが早く、厳しい寒さに見舞われそうです。
腎が弱く足腰が冷えて痛む方や、坐骨神経痛のある方、生理痛、不妊症の方は、いつもの年よりも、念入りに温腎対策をしてください。黒い食べ物を意識して食べましょう。
そして、腰、両方のあしの付け根、耳を温灸やペットボトルにお湯を入れてよく温めましょう。耳をしっかりとマッサージしてください。

耳は直接、腎とつながっているので、決して冷やさないように!
りえぴょんも、脾腎陽虚体質なので、今年は心して養生します。
明るいお日様から陽気を受ける工夫を忘れずに♪

2009年1月15日木曜日

老化防止シリーズ1

1,老化とは

 老化というと、皆様実に、イヤなイメージを描かれているのではないでしょうか?
私も最近、”ホントに歳をとってきたなぁ~”と思うことがあります。それは、どんな時かと申しますと、
1,夢ばかり見て、熟睡できない
2,寝不足をすると、明くる日はたちまち気力が低下し、仕事の能率が落ちる
3,目が疲れやすくなり、近くの字がかすんで読めない
4,処理しなければならないことが多くなると、イライラしてしまい血圧が急上昇する
5,電話の声が聞き取りにくいことがある
6,夜中にトイレばかり起きる
7,足腰が冷えやすく、冬になると神経痛が出る
8,しばらく美容院に行かないと、頭が真っ白
9,運動していても痩せにくく、筋肉にハリがない
10,揚げ物や肉類を食べると、すぐに胃もたれするので、食べたくなくなった
11,運動して汗をかいたあと、油断をするとすぐに風邪気になる
12,しゃべりすぎると、息があがり、とても疲れてしまう
13,月経の量が淋しくなってきた
などなど・・・・。

車や家も、長年のうちに修復が必要になるのと同じで、人の体も各部品(臓腑)がだんだんと疲弊してきます。
上記した症状の1,2は心の老化、3,4,13は肝の老化、5,6,7,8,13は腎の老化、1,9,10は脾の老化、そして11,12は肺の老化にあたります。
加齢とともに、臓腑機能が低下すると、気血津液のバランス、さらに陰陽のバランスがくずれ、さまざまな肉体的、精神的症状が出てきます。
これが、いわゆる老化です。
私の場合は、腎の老化が激しいので、腎を強める養生が重点になります。(~o~)このシリーズで、皆様の体の、どこに問題があるのかを知っていただき、養生をしていただくことで、老化防止が可能です。半年かけて、若返りの養生を一緒に身につけて参りましょうね。