2011年12月27日火曜日

慢性疲労体質の治し方

ガン体質1 慢性疲労体質の治し方

疲れやすく、すぐに風邪をひきやすい方は、腸内の免疫が随分低下している可能性があります。
免疫力は子供の頃が最も強く、中高年にさしかかると誰しも低下してきます。
その原因の一つが腸内環境の悪化です。

腸は人体最大の免疫器官で、免疫の要となるリンパ球の6割が集結しています。
したがって、腸内環境が悪ければ、リンパ球の働きが制限され、免疫力が弱ってしまいます。
腸内に住み着く善玉菌が減り、悪玉菌が増える原因の要は、食生活にあります。
動物性タンパクと脂肪の摂りすぎ、過剰な糖分は、悪玉菌の格好の餌となり、腸内を腐敗させて有毒ガスを発生させます。
腸内の環境が悪いと、食事から得られる正しい栄養も、自分の気血に変換できず、疲れやすく元気が出ません。

腸内を善玉菌有位にするには、過食と間食ダラダラ食いを改め、少食を心がけることです。
食べ過ぎた時には、大根おろしやパイナップルで、消化酵素を補給しましょう。
また、続けてご馳走を食べることを避けて、ご馳走の次の食事は、ご飯と切り干し大根の味噌汁、漬け物程度の軽い食事でとどめましょう。

食事の他に、長引くストレス、寝不足、アルコール、喫煙、排ガス、添加物や農薬等も腸内の悪玉菌を増やす原因になります。

★保健室のお勧め★・・・便秘がち、便が臭う方に
1,証陽散・・・腸内の善玉菌勢力を高める、乳酸菌+消化薬が処方されています
2,味噌湿布・・・お勧めのお手当てとして、お腹に味噌をのばし、その上からコンニャクで温罨法します。

2011年12月21日水曜日

神経症

鬱病や神経症で悩む方の典型的なパターンとして、行動できずに、最善の方策をいつも考えていることがあげられます。
あなたは、次のどれかにあてはまっていないでしょうか?

1,物事にとらわれやすく、解決できないことを堂々巡りで考え続ける癖がある
2,計画や段取りばかり気になり、結局何も出来ないことが多い
3,過去を振り返り、反省ばかりしている
4,失敗を恐れてなかなか前に進めない
5,他人を自分のものさしで計ることが多く、自分の考えから逸脱すると不快になる
いかがでしたか?
実はこれらはすべて、脳を極度に疲れさせてやる気を失う思考パターンなんですね。
このパターンに陥ると、気血をどんどん消耗して、神経症的性格を形成してゆきます。

脳は、適度な緊張感をもって物事に集中しているときに、最大の力を発揮します。
例えばゲームをしているとき、運転をしているとき、目の前の仕事に集中しているときなどです。
もっと簡単に言えば、”楽しいな!”という感情をもちながら、集中して作業を行うとき、脳の中では快感ホルモンが生まれ、非常にリラックスできて、素晴らしいアイデアが次々に浮かんできたり、思わぬ能力を発揮したりするわけです。
楽しみながら集中することは、脳の栄養になるのですね♪
それでは、神経症的性格にサヨナラするための訓練をしてみましょう。

1,何もやらないより、何かをやる方がマシと考え、目の前の仕事に集中してみる
2,結果を気にせず、チャレンジすることが喜び
3,反省は前向きの逆走・・・振り返らない、ひきずらない
4,ピンチもワクワク、ハラハラ楽しむ根性で
5,今できることを精一杯やる
考えるのをやめて、とりあえずヤル!そうすることにより、必ず道は開けてくるものですヨ♪

2011年12月14日水曜日

ガンを呼ぶ4つの体質

ガンを呼ぶ4つの体質

ガンの発病及び再発転移を予防するには、発ガンしやすい体質を根本から改善する必要があります。
あなたは次の4つの体質のどれかにあてはまっていないでしょうか?

1,慢性疲労体質(気血両虚)・・・免疫力低下
*過労、寝不足、持続するストレスで、朝目覚めても疲れがとれていない
*昼間も疲れていて、集中力がわかなかったり、頭もぼんやりすることが多い
*すぐに風邪をひきやすく、なかなかスッキリと治らない
*便秘をしたり、お通じがスッキリとしないことが多い
*少し動くと動悸、息切れ、めまいなどを起こしやすい

2,冷え症体質(陽虚おけつ)・・・低体温
*お腹や腰がとても冷たい
*一日中座り仕事が多く、頭がのぼせて足が冷えている
*運動や半身浴をしても、容易に汗がかけない
*肩こり、腰痛、生理痛、頭痛など体のどこかに凝りや痛みがある
*夜中に2回以上、トイレに起きる

3,メタボ体質(気痰結)
*血圧が高い、血糖値が高い、脂質代謝異常、尿酸値が高いなどがある
*お腹周りが出ている
*やたらと喉が渇く
*体のどこかが詰まって塞がった感じで、だるさや重さを伴う
*フットワークが重く機敏に行動できない

4,慢性炎症体質(気滞湿熱)
*炎とつく名の持病がある
*化膿したりでき物ができやすい
*心がいつもイライラしていたり、焦燥感がある
*考えても仕方のないことを堂々巡りして考え込む癖がある
*毎日が何かと面白くないことが多く、不満を感じやすい
さて、あなたはいくつ○がついたでしょうか?

○の数X5点で、あなたの発ガン危険度がわかります。
ガンの患者さんは、これらのいくつかを併せ持っていることが多く、積極的にこれらの体質を改善してゆく必要があります。
★次回より、それぞれの体質の具体的な養生法についてお話してゆきます。

2011年12月7日水曜日

皮膚病の基本は解毒

今年の夏は蒸し暑く、ダニの被害も多かったようです。
毒虫に刺されたり、ダニに数カ所噛まれた後、皮膚の弱い方や体が疲れている方は要注意です。

こちらに来られている方ですが、夏に数カ所ダニに噛まれ、その後急激に発疹が拡がり、症状がどんどん進展して体のあちこちから痒みや汁を伴う発疹が出て、皮膚がリンパ浮腫のようにパンパンに腫れた方がおられました。
ステロイド、抗アレルギー剤、抗生剤などが処方されていましたが、回復の兆しが見られず、病院で”ハンセン病かも・・”と言われ、検査の結果陰性であったにもかかわらず、念のため!と薬を処方され、恐ろしくなって相談されました。

ダニに噛まれると、確かに痒みと炎症がひどいですが、これほどまでに連鎖的に皮膚症状が出てくるのは、ダニの毒によって免疫が刺激され、敏感になっているためと考えられます。
免疫がバランスを崩して過剰になると、普段は何ともない食べ物でも発疹が突然現れたり、毛染めやヘアマニュキアでも発疹が現れるようになります。
その他に、埃や花粉にも要注意です。
特に食べ物の影響は口の周り、頬など顔面と前胸部、肩胛骨回りに発現しやすく、花粉、埃、排気ガスなど、吸ったものによる影響は手足から現れる傾向があります。

このような免疫過剰状態に陥る理由は、無理のしすぎ、過労、寝不足、心配事などのストレスにより、五臓が弱っているために、外からの守りを強化して、これ以上体に刺激を入れないように、体が緊急体勢に入っているためです。
このときの養生の基本は、少食にして体を温め、睡眠をしっかりとって解毒を促すことです。

★保健室での漢方処方★
この方の場合、ショーキT1一日3袋、紫霊芝一日24粒で、一日ごとに症状が回復し、肌が綺麗に元に戻ってきました。
症状があまりにも激しい場合は、強い清熱解毒剤と免疫調整剤が必要であり、紫霊芝を用いるのが近道です。
また、患者さんは保湿などの外用剤を希望されますが、それがまた刺激になることも多いので症状がおちつくまで使用を控えた方がよいですよ。