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2014年6月24日火曜日

老化と慢性炎症

老化と慢性炎症

歳と共に疲れが抜けない、無理が利かない、あちこちに不具合が出る・・・などの症状が出てきますが、これは一つ一つの細胞が老化してくるためと言われています。
免疫細胞もこれにしかりで、異物が入ってきたり、体の中に悪い物ができたりしても、それがすぐに処理できない、免疫細胞を増やせない、敵と自分とを見分ける能力が劣り、誤って自分を攻撃してしまう・・・どうしてよいのかわからず、オロオロする免疫細胞の姿が目に浮かびますね。

免疫細胞の武器は活性酸素で、自己を攻撃すれば、あちこちの組織に炎症が起こります。

ガンや動脈硬化は老化とともに進むのは、この慢性炎症によるものと考えられています。

実際、百寿者(元気で100超えしている方)の血液を調べると、慢性炎症が明らかに少ないことがわかっています。

慢性炎症は、ストレスにうまく適応できる人は起こしにくいですし、食生活も大いに関係しています。
糖質、油物、高タンパク食を摂って運動を怠ると、体の中は炎症体質に変化してゆきます。
雑穀、野菜、豆、海草、きのこ、発酵食品などで腸の環境を整えると、慢性炎症が起きにくくなります。

すでに、~炎という病気にかかっている方は、紫霊芝やタンポポ茶をはじめとする清熱解毒生薬で、炎症を抑えてゆくことが、老化と病気の予防につながります。

2014年6月19日木曜日

更年期の体の変化

更年期の体の変化

私事で恐縮ですが、月のお便りが昨年の12月より停止しています。
中医学的に女性は7の倍数で歳を重ね、7X7の49歳前後に閉経を迎えることになっています。
日本人女性の平均閉経年齢が50歳・・・今まさに、50歳を謳歌しており、平均とドンピシャリの体に、何となく面白みのなさを感じてしまう・・・例えば70歳超えても月の便りがあり、”さすがやね~、養生してると、そんなに違うんやね!”・・・と言われる使命があったのに、残念きわまりない。(苦笑)

それはさておき、先達が言っておられた諸症状が、次々に現れ、現在それを”なるほど~”と楽しんでいる。
よく耳にした言葉は

1,突然ガ~と汗が出て、焦るとなおさらひどくなり、しばらくするとシューとひいて、どうにもならんわ!
(これを、新幹線通過!という)
2,今までのパターンで食べていると、雪だるま式に肥えるよ!
3,お腹の周りに、浮き輪が出来て、とにかく何もかも下に落ちてくるんやわ!

その他には、めまいや、動悸、不眠、耳鳴り、砕け落ちそうな頼りない腰痛、吐き気・・・などいろいろとお聞きしていますが、そのあたりは、漢方調整が難しくなく、症状が出ていない。

そもそも更年期とは、”もう、子供は産まなくてよいよ、ご苦労さんやったね!これからは、そのシステムをはずして、快活に暮らしていってね!”
という切り替えの時期なんですね。
そのため、子宝を授かるための女性ホルモンが一気に減少してくるために、自律神経も調整に大慌てしたり、赤ちゃんを支える準備のための骨盤が開き、内臓が下垂し、脂質代謝が悪くなる、骨がもろくなる・・・などの諸症状が出てくるわけです。

更年期の諸症状の中の自律神経のトラブルは、脳を栄養する新ノーゲンと、症状に応じた漢方薬で見事に楽になりますよ♪
どちらかというと手強いのは、骨盤が開いてしまうことに伴う症状です。
突然の汗も、私は骨盤の開閉が大いに関係していると思います。
更年期の時期は、1日のうちでも、女性ホルモン量の急激な変化がみられますので、それに合わせて骨盤の開閉があり、骨盤が急激に閉じたときに、ベルト状の帯脈が締め付けられ、それによって上に突き上げるのぼせなどの症状(衝脉)が現れ、緩んだと同時に一気に汗が噴き出るようです。
腰が砕けそうな虚痛や、お腹周りの浮き輪肉も、コレに同じで、帯脈と衝脉を征すれば、楽になります。

これにはひとつ提案がありますよ。
帯脈ベルトも勿論OKですが、汗のひどい人は、仙骨の部分をカイロなどで温めてください。
のぼせ症の補中益気湯である、升降丹と、二至丸ベースに亀板と鼈甲を加えた、薹和先生のオリジナル処方・・・亀齢寿もよい!
足の裏の湧泉が、力なく凹んでいる方は、寝る前に湧泉にお灸をしましょう。
又、意外とよいのが、足首、足の土踏まずの部分に、ソフトヘアゴムを巻くこと!
是非、やってみて!

2014年6月18日水曜日

大阪ガンの養生講演会・・・ご質問から

大阪ガンの養生講演会・・・ご質問から

先日、大阪にて薬剤師さん向きに、がんの養生のお話をしたところ、いくつかの質問メ~ルを受け取りました。
1,例えば、骨転移したときに、ビワ灸や生姜湿布でお手当てをしているけれど、このような場合も紫霊芝をやった方がよいのか・・・

足の痛みは、足の骨に転移したガンによるものでしょうか?
紫霊芝は、ガン性の炎症を冷ます働きがありますので、お勧めされるとよいと思います。

紅豆杉をやっていらっしゃるなら、なおのこと、免疫バランスの調整として紫霊芝をお勧めいたします。
霊芝胞子よりは、やはり良いです。

2,食欲がなく、どんどん痩せてゆき、気血が足りないとき、どうしたらよいか?

このような時は脾胃の働きが落ちていますので、お粥が一番良いです。
カップ半分の白米に、カップ5の白米で10分粥を炊きます。
20分くらいで炊きあがりますが、粥の実として、人参、切り干し大根、長芋、プルーン、くるみなどを、日によって適宜入れ替えて作られると良いです。

3,全身の血流がよくなると、ガンの勢いが増すのでは?

血流をよくすると、ガンが勢いを増したり、拡がったりしないかという質問はよく受けます。
ガン細胞を、正常細胞の体を占める割合を想像してください。
大半の正常細胞を栄養し、血液による免疫力で守ることで、むしろ転移を積極的に防ぐことができると考えてください。
温めること、血流をよくすることはどちらも心配ないですよ。

♪医療の専門家の方へ

講演でもお話しましたが、養生は体の声を聴くことです。
今出ている症状が、何を訴えているのか?
体はどうして欲しいのか?
をよく考えることが大切です。
どんな相談がきても、慌てないで、落ち着いて考えれば、必ず対処法はあると思います。

まずは、患者さんに”ご安心ください!”と言ってあげてくださいね。

2014年6月11日水曜日

百寿者の分析から

百寿者の分析から

先日、出張で地下鉄御堂筋線に乗っていた際に、週刊新潮の”元気な100歳、1万人のビッグデータ分析”という記事がふと目に止ったので、さっそくキヨスクで買って読んでみました。
百寿者とは、100歳を超えて、食事や身の周りのことをはじめ、1日の活動を、介護なしで自力でできる自活者のことを言うとの事。
我が国では、毎年約3万人が百歳を迎える時代に突入しているが、その中の20%の方が百寿者。

百寿者1万人の食事や生活パターンの、データーを分析したところ、

1,食卓に必ず、肉と卵と牛乳
2,睡眠時間は9時間以上
3,体型はやせ形で、糖尿病はX
4,水泳がよく、ゴルフ、登山はX
5,酒とギャンブルと老いらくの恋はO
6,職歴は、会社員、教員、高学歴、ホワイトカラーが多かった
とありました。

食事に関しては、意外にも、魚だけではなく、肉、卵、牛乳などの動物性タンパクを豊富に摂っていることで、菜食主義者は長生きしていないとのこと・・・。
こちらの食養生では、ガンや血管病などの成人病の方に、肉、卵、牛乳などの動物性タンパクの摂りすぎはお勧めしていませんが、解毒がある程度進んだら、貧血の防止、筋力、臓器力の強化のために、動物性食品も摂取してゆくようにお話しています。
ただし、動物性食品をとったら、ストレッチなり、ウォーキングなり筋肉を使う運動で、タンパク質の燃えかすを作らないように動いていただきたいです。

百寿者の方々は、水泳などの運動も欠かさずしています。
そして、百寿者の方は、動物性タンパクを代謝する酵素をしっかりと持っている可能性がありますね。
又、歳とともに、睡眠時間が少なく、眠りが浅くなりがちですが、百寿者の方は、時間的にも、質的にも良好な睡眠が得られており、解毒が進む体質なのですね。
太りすぎはよくないようです。

運動は息が上がるような激しい運動や、強いひねりを伴う運動ではなく、持続的に無理なくできる運動がよいようで、特に水泳は、足腰への負担が少ないようです。

そして、生活に刺激があることですね・・・いくつになっても、異性への関心があり、お洒落を楽しんだりすることが、脳の活性化につながります。
ダンスや音楽、楽器もよいようです。
いくつになっても、新しい刺激を求めて、頭を使うことで、生きるエネルギーが沸いてくる・・・といったところでしょうか?

興味深い内容でしたので、記事にさせていただきました♪

        ☆。.:*   ・'゜

2014年6月4日水曜日

口内炎が出来やすい方へ

口内炎が出来やすい方へ

夏場は、口内炎が出来やすい季節です。
度々口内炎ができて、辛い思いをしている方・・・簡単に治す方法があります。
それは、1週間、甘いお菓子、ジュース、揚げ物の3点を完全に絶つことです。
まあ、だまされたと思ってトライしてください。
口内炎が消失するだけではありませんヨ♪
にきび、肩こり、生理痛なども改善されます!!!

そのしくみは、西洋医学的に言えば、糖分を代謝するのに、たくさんの皮膚ビタミンが奪われてしまうことです。口内炎でお悩みの方は、薬局でビタミンB1,B2、B6などの複合B製剤を勧められることが多いのはこのためです。

中医学的には、口内炎は、心熱や胃熱で起こりやすくなります。
心熱、胃熱を生む行為とは、食べ過ぎと、ストレスですね(苦笑)
夏場は、食欲が低下し、あっさりしたもの、アイスクリームなどの冷や菓子、ジュースなどの摂取が増えることが原因になります。

甘い物の摂りすぎは、脾を傷め、その結果、腎の働きを低下させます。
腎が弱ると、心火をコントロールすることができず、心熱が盛んになります。
また、揚げ物類は、炎症を助長する食べ物です。

漢方では、口内炎に、鬼菊、黄連解毒湯などの心熱、胃熱を清める処方が大変によく効きますが、良薬を効かせるには、養生が肝腎です!