2016年5月25日水曜日

長寿遺伝子をオンにする方法

長寿遺伝子をオンにする方法

老化は日常生活の中で生じる活性酸素や紫外線により遺伝子が傷つき、細胞の修復がうまくいかなくなることから起こります。
傷ついた遺伝子は、傷ついた老化細胞を生み出し、分裂を繰り返すうちに老化現象が進行してゆきます。
老化は、シミ、シワ、白髪、脱毛等の外見の変化、さらには認知症、記憶力、アルツハイマーなど脳神経系、さらに糖尿病、心臓病、腎臓病、肝臓病、高血圧などの内臓、血管系の衰えがあげられます。

老化を防ぐには、活性酸素による酸化から身を守ることと、眠っている長寿遺伝子をオンにすることがポイントです。
長寿遺伝子は誰でもが持っている遺伝子ですが普段はオフになっていて、飢餓状態によりスイッチが入ると言われています。
飢餓状態になると、体が生命の危機を察知して、NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という補酵素が作られ、これが長寿遺伝子を刺激することによりスイッチが入ります。

長寿遺伝子は、他の遺伝子を傷から守り、傷んだ細胞を修復する働きをもち、老化や様々な病気を防ぎ、抗病力を高めます。
さてそれでは、実際に応用できる長寿遺伝子を高める方法をご紹介します。

1,1日1~2食の少食を心がける・・・お腹が毎日グーと鳴るのがよく、腹鳴りしてから1時間以上した後に食事をする(腹鳴りを1時間以上楽しむ)
2,散歩以上~ジョギング以下の軽く汗ばむ程度のウォーキングや運動を行う
3,赤ワイン(ワイングラスに2杯程度)に含まれるポリフェノール物質であるレスベラトールが長寿遺伝子を刺激する

尚、摂取した食べ物が、エネルギーや体の作り替えを行う課程で、常に活性酸素が生じるため、少食は活性酸素から身を守るためにも有用です。
穏やかな運動は、体の大掃除にも役立ちますし、赤ワインは抗酸化力にも優れていますよ。
ぴょんも万寿酵素の赤ワイン割りを、1日のご褒美として楽しんでいます♪

2016年5月24日火曜日

少食の効果

少食の効果

船瀬俊介先生の、”やってみました!1日1食”を読んで、昨日は朝夕は食事せず、夜のみ1食(小豆玄米ご飯をお湯のみ茶碗1杯、ワカメと高野豆腐の味噌汁、切り干し大根の煮物、まぐろの漬け、玉葱と夏野菜のマリネ・・・おかずは各少々)
にしてみました。
昨日はオフの日でしたので、5時起きし、万寿酵素を1杯だけのんで、7時間通しで原稿を書いていましたが、大変な頭の冴えようで・・・(笑)
途中でお腹がグーグー鳴り出しましたが、何か食べたいというよりも、”やった、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子、抗病力遺伝子)にスイッチが入った!”
と思うと嬉しくなって何かをつまみたい・・・という気持ちは微塵も起こりませんでした。
午後からは4時間フルートの練習をしましたが、何だか音が絶好調です♪

今まで、自分では少食を心がけてきたつもりですが、1日3食食べるとやはり随分な食べ過ぎになるようです。
空腹の時間はからだの中ではデトックスが行われます。
例えて言うと、エアコンや掃除機のフィルターの埃を大掃除すると、エアコンの効き目が良くなったり、掃除機の吸いが良くなるイメージ!

体が軽くなり、疲れにくく、頭が冴えわたる、そしてとても気持ちが前向きになります。

そして、睡眠が充実して朝の目覚めが最高でした。
食事した内容は、睡眠時に解毒や作り替えの処理がなされるので、1日3回腹一杯食べていると8時間以上の睡眠が必要で、1日2回なら6時間、1日1回食では4時間でOKだそうです。
つまり、そのくらいで気持ちよく目が覚める・・・ということです。

解毒力も酵素力も歳とともに衰えますので、若い頃のように食べていては内臓に多大の負担がかかり、その結果ガンをはじめ、血管疾患、糖尿、高血圧、肝臓病、腎臓病、認知症等の生活習慣病に罹りやすくなります。

皆さんも是非少食を始めてみられてはいかがでしょうか?
ただし、1日3回腹10分食べていた方は、1日のどこかを減らす等から始めて、いきなり1日1食になさらないでくださいね。
私の場合は、全く問題ありませんでしたが、空腹になると手が震える、吐き気がする、頭痛がひどい、手足がしびれてくる・・・というような症状が出る方は、すでに糖尿病の域に達している可能性があります。
この場合は少しづつ慣らしてゆきましょう。

2016年5月17日火曜日

逆風時の養生

逆風時の養生

今年の異常気象は例年にも増してとくにひどいものです。
気温の日較差、気圧や湿度の変化もめまぐるしく、体調不良を訴える方がとても多いです。
現在、
1,目眩や動悸、血圧の変動、排便の不調などの自律神経症状を訴える方
2,喘息をはじめとするアレルギーが悪化している方
3,腫瘍マーカーが上がったり、腫瘍の再発、転移が見つかった方
等が異常に多く感じます。

毎年春先は、様々な環境の変化に解毒が追いつかずに、このような傾向が見られ、梅雨時期あたりより収束する傾向にあるのですが、今年はかなり手強く感じています。
かくいう私自身も、暑いのか寒いのかよくわからない時があり、汗をかいたと思いきや、ぞくぞく寒くなったりして、自律神経の調整能が追いついていない感じです。

中医学では天人相応といい、人も自然の一部で、気候や自然の状況に大変左右されることを説かれていますが、現代人にはこのような感覚が薄れているため、”どうしてこんな病気になってしまったのか?”と嘆かれますが、自然のしくみを理解すれば怖くはありません。
気温や気圧、湿度がこのように上下するのは、明らかに異常気象で、逆風が吹いていると言えます。

逆風時は、自律神経も乱れやすく、ホルモンや免疫系も非常に不安定なので、とにかく無理を重ねない!!!が結論です。
寝不足、過労、遊びすぎ、暴飲暴食、くよくよ悩む・・・どれも体に無理を生じる行為なので謹んで、しんどいと思ったら早めに休み、気候が穏やかになるまでやり過ごすことが大切です。
無理をしなければ、体調は次第に整う復元力をもっていますので、ご安心ください♪

2016年5月13日金曜日

細胞の感情

細胞の感情

先日、あるゴーヤ農家の方から聞いたお話です。
その方は、毎朝ビニールハウスに入るときに、元気よく”おっはようございま~す!”

とゴーヤにむかって挨拶するそうで、するとゴーヤがとても元気になるのだそうです。

逆に、沈んだ気持ちでハウスに入ると、とたんにゴーヤもしょぼくれるそうです。
60兆個の細胞には各々感情と意志があるようにさえ感じます。

乳がんのお客さまで、毎週カウンセリングに来られる方があるのですが、その1週間心持ちがよいと、がんは少し小さく柔らかくなり、悩みを抱えて心配な気持ちが続くと、痛みが来たり、しこりが硬く大きくなる・・・と言われます。
60兆個の細胞には、宿主の感情を読み取る突起(糖鎖)があり、不安や怒り、不快な感情が続いて緊急事態を察知すると、細胞修復へのスイッチが入り、炎症性サイトカインにより、細胞修復突貫工事が行われます。

しかし、このようなことが度々起こり、慢性炎症が生じると細胞が生き残るために、上皮間葉転換遺伝子が作動しはじめ、細胞の他組織への浸潤、転移、無秩序な増殖が始まります。

私は最近、食養生よりも何よりも大切なのは、心のあり方ではないか?
と考えています。
心に治すためのスイッチが入ると、恐ろしいほど早く転移先のがんが消失した例をいくつも見てきました。
逆に、心配や我慢をしながら、そして疑問を抱いたり迷ったりしながら必死に食養生をしていて、再発や転移してきた方々もみてきました。

勿論ストレスは生きている以上、誰にでもついてまわりますが、それに対する考え方を変えるだけで、不快が不快ではなくなります。
心にイヤイヤ感情を湧かせない、こう考えればOKに変換することで、60兆の細胞にダメージを与えることはなくなります。
これが体の声を聴くということなのかもしれませんね。