2016年5月13日金曜日

細胞の感情

細胞の感情

先日、あるゴーヤ農家の方から聞いたお話です。
その方は、毎朝ビニールハウスに入るときに、元気よく”おっはようございま~す!”

とゴーヤにむかって挨拶するそうで、するとゴーヤがとても元気になるのだそうです。

逆に、沈んだ気持ちでハウスに入ると、とたんにゴーヤもしょぼくれるそうです。
60兆個の細胞には各々感情と意志があるようにさえ感じます。

乳がんのお客さまで、毎週カウンセリングに来られる方があるのですが、その1週間心持ちがよいと、がんは少し小さく柔らかくなり、悩みを抱えて心配な気持ちが続くと、痛みが来たり、しこりが硬く大きくなる・・・と言われます。
60兆個の細胞には、宿主の感情を読み取る突起(糖鎖)があり、不安や怒り、不快な感情が続いて緊急事態を察知すると、細胞修復へのスイッチが入り、炎症性サイトカインにより、細胞修復突貫工事が行われます。

しかし、このようなことが度々起こり、慢性炎症が生じると細胞が生き残るために、上皮間葉転換遺伝子が作動しはじめ、細胞の他組織への浸潤、転移、無秩序な増殖が始まります。

私は最近、食養生よりも何よりも大切なのは、心のあり方ではないか?
と考えています。
心に治すためのスイッチが入ると、恐ろしいほど早く転移先のがんが消失した例をいくつも見てきました。
逆に、心配や我慢をしながら、そして疑問を抱いたり迷ったりしながら必死に食養生をしていて、再発や転移してきた方々もみてきました。

勿論ストレスは生きている以上、誰にでもついてまわりますが、それに対する考え方を変えるだけで、不快が不快ではなくなります。
心にイヤイヤ感情を湧かせない、こう考えればOKに変換することで、60兆の細胞にダメージを与えることはなくなります。
これが体の声を聴くということなのかもしれませんね。

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