2016年5月17日火曜日

逆風時の養生

逆風時の養生

今年の異常気象は例年にも増してとくにひどいものです。
気温の日較差、気圧や湿度の変化もめまぐるしく、体調不良を訴える方がとても多いです。
現在、
1,目眩や動悸、血圧の変動、排便の不調などの自律神経症状を訴える方
2,喘息をはじめとするアレルギーが悪化している方
3,腫瘍マーカーが上がったり、腫瘍の再発、転移が見つかった方
等が異常に多く感じます。

毎年春先は、様々な環境の変化に解毒が追いつかずに、このような傾向が見られ、梅雨時期あたりより収束する傾向にあるのですが、今年はかなり手強く感じています。
かくいう私自身も、暑いのか寒いのかよくわからない時があり、汗をかいたと思いきや、ぞくぞく寒くなったりして、自律神経の調整能が追いついていない感じです。

中医学では天人相応といい、人も自然の一部で、気候や自然の状況に大変左右されることを説かれていますが、現代人にはこのような感覚が薄れているため、”どうしてこんな病気になってしまったのか?”と嘆かれますが、自然のしくみを理解すれば怖くはありません。
気温や気圧、湿度がこのように上下するのは、明らかに異常気象で、逆風が吹いていると言えます。

逆風時は、自律神経も乱れやすく、ホルモンや免疫系も非常に不安定なので、とにかく無理を重ねない!!!が結論です。
寝不足、過労、遊びすぎ、暴飲暴食、くよくよ悩む・・・どれも体に無理を生じる行為なので謹んで、しんどいと思ったら早めに休み、気候が穏やかになるまでやり過ごすことが大切です。
無理をしなければ、体調は次第に整う復元力をもっていますので、ご安心ください♪

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