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2011年3月31日木曜日

災害後に多い症状

震災後、こちらには次の2つの症状の相談がとても増えました。
1,体が疲れやすく、眩暈がする感じでフワフワする
2,怒りっぽくなったり、憂鬱になったりして情緒不安定

こちらの地域では、震災による直接の被害はありませんでしたが、多くの方々が震災映像による心の傷を受けられています。
家や町並みが飲み込まれてゆく大津波の恐怖の映像は私の脳裏にも焼き付いてしまい、夢に見ることもあります。
強い恐怖は腎を傷め、生命力を損ないます。

腎が虚してくると、恐怖心が強くなる、不安で眠れない、落ち着かない、体が浮き上がるような浮遊感やフワフワした眩暈を感じる、排尿異常を伴う・・・などの症状が現れます。
1の症状はまさしくそれです。
今回の揺れは長期振動であったため、ユラユラとした揺れで、”眩暈かな?”と勘違いされた方が非常に多かったです。
それ以来、何となく揺れているような不安に襲われている方が急増しています。
こういった時は、とにかく毎日の食事で補腎してゆくことです。
玄米のご飯に、小豆や黒豆を炊き込んだり、黒ごまをたっぷりかけて食べましょう。
お味噌汁には、ワカメ、昆布、厚揚げ、切り干し大根、干し椎茸などの具を入れ、少し塩気を効かせた味噌汁に仕立てます。
ひじき、松の実、胡桃、人参などを具にしてサラダを作るのも良いです。

また、2の症状の原因は、やはり映像から入るもので、震災痕の街の状況、何もかもを一度に失い、何から手をつけてよいのかわからない状況は、強く肝を傷めます。

肝が弱ると、虚脱感に襲われたり、憂鬱になり気が詰まってしまったり、ちょっとしたことですぐに頭に血がのぼってしまいます。
春先はただでさえ肝に負担がくる季節なので、5月の終わりまでしっかりと肝血を補う必要があります。

肝血を補うためには、毎朝梅しょうタンポポ茶をいただきましょう。
おかずには、人参、ゴボウ、れんこんなどのきんぴらや、あずきとかぼちゃのいとこ煮などを常備して召し上がってください。
めまいやふらつきが酷い方は、土踏まずを、温かいコンニャクで湿布すると良いですよ。

★保健室のお勧め漢方食品★
♪恐れ、不安感が強く眠れない方・・・・亀齢寿(8190円)が補腎して生命力をアップします
♪震災後生理がこない、生理が乱れる・・・子羊袋(13230円)が補腎+肝血を補い体調を戻します。
♪イライラ、鬱、情緒不安定で困っておられる方・・・馬鞭草(7350円)が気の流れを整えます
♪特に症状はないが、腎虚と肝血不足の予防に・・・しほよもぎ(8190円)+Wリンクル(8190円)
これらの漢方食品は発送可能ですので、日常の健康にお役立てくださいね。

2011年3月18日金曜日

災害時の疲労

この度の東北関東大地震は想像を絶する災害で、すべての日本人、そして世界中の人が大変に心を傷めています。
災害時の疲労は常に死と隣り合わせです。
まずは、食料や水が絶たれていることにより、体にエネルギーが供給されないことです。
極度の気虚(元気がない、気力が出ない)が生じると、気の推動力がなくなり、血液の流れが極端に悪くなります。
細胞に酸素と栄養が供給されず、疲労物質が蓄積します。

また、長引く不安は肝鬱を起こし、大量の活性酸素が生じてどんどんと細胞が傷つけられます。
エネルギーの不足により、活性酸素を除去するSOD酵素が低下しているのが原因です。
大量の活性酸素は、極端に体を老化させ、死にいたることもあります。

直接の被害に遭っていない方々も、毎日流れる被災者の方々の映像が脳裏に焼き付いてしまい、潜在意識の中に恐怖が植え付けられています。
これがストレス(肝鬱)となり、大量の活性酸素を発生させているため、体がしんどい、何をしてよいのかわからない、やる気が出てこない、食欲がわかない、不安でたまらなくなる・・・・などの負の連鎖症状を起こしてしまうのです。

災害時は、そこにいる全ての方々が家族です。
お互いに肩や背中、手足を優しくさすり合い、気持ちを和らげ血流を良くする工夫をしてください。
不安が突き上げてくるときは、とにかく深呼吸です。
ゆっくりと息を吐き、次にお腹にエネルギーを取り込んでください。
不安が上に突き上げて眠れないときは、手首の内側の内関穴をじっくりと押さえてください。
これだけでも、肝鬱が和らぎ、血流を回復させて活性酸素の害から身を守ることができます。

また、災害用の準備の中に、肝鬱を散らす”馬鞭草”・・・漢方食品を是非用意しておいてください。
なければ、加味逍遥散でもかまいません。
馬鞭草は、肝鬱対策、自律神経の安定化の他、インフルエンザ、風邪の食品でもあるので、大変に重宝なのです。

そしてもう一つは、コルマータQ10,松康泉などの、抗酸化漢方食品です。
蓄積された活性酸素から身を守る食品です。
これらの食品は細胞の酸化を防ぎ、血流を改善し、おけつを取り除く働き、体のあちこちの痛みに対応する働きがあります。

私は新大阪行きの新幹線で、架線火事のため新幹線が停車してしまい、数時間動かず・・・を経験しています。これがトンネル内だったら、さらなる恐怖であったと思います。
いつも馬鞭草とタンポポ茶、コルマータQ10は少量でも携帯しているので、さっそくタンポポ茶でこれらの漢方食品を飲みました。
そして、不安を和らげるため、ツボ押しをしました。
本当にこれだけのことで落ち着いてきますし、疲労が緩和されます。
災害はどこで生じるかわかりませんので、いつも携帯してください。

2011年3月2日水曜日

白内障の養生法

白内障は西洋医学的には元に戻ることのない病気と言われます。
けれども果たしてそうでしょうか?
勿論、完全に濁りきってしまい、日常生活が不自由な状態であれば手術されることをお勧めしますが、もう少し早い段階であれば、東洋医学的には十分に対応することができます。
絶望的だと言われた末期ガンの方ですら、回復する方もあるように、人の体は生きる限り、治す方向へ復元する力が働いています。
白内障の原因は、老化による細かい毛細血管の酸化と、冷えや交感神経の緊張による血流不全なのですから、それと反対のことをすればよいわけです。

すなわち
1,食べ過ぎないこと・・・腹七分の少食
2,砂糖、動物性タンパクと脂肪、油料理、添加物の多い加工食品等で血液を汚さない
3,玄米を中心に野菜、海藻、豆、黒い食品を積極的にとる
4,寝起きを午後11時前、午前7時前とし、熟睡により解毒を促進
5,半身浴、耳と頬の温灸により血流を回復
6,持続的緊張はこまめに断ち切る
7,パソコンや読書、細かい作業等は1時間以上続けず休憩してまばたきする
などの養生をした上で、さらに漢方で治癒力を後押しします。

老化とは、五臓の弱りとそれに伴う解毒力の低下です。
特に目は肝腎の虚損から老化しますので、シャエンシや杞菊地黄丸などの補剤をベースに使ってゆきます。
ドライアイがある方や、アレルギー性の目の違和感をお持ちの方は通竅でバランスを整えます。
そして、解毒を助けるのはおなじみのタンポポ茶です。
基本はこのように補臓の漢方と解毒の漢方です。

この二つを併用することで、白内障の主な症状・・・視力低下、まぶしい、かすみ目、物が二重に見える、明るいところでも暗いところでも見づらいなどの症状が改善しています。
その他に、目の炎症が強く、赤目、痛みがある、涙が多いなどの症状がある場合は、抗酸化力の強い松康泉を併用します。
また、目がコロコロして違和感がある、頭が重い、目が腫れた感じがするなどの痰湿症状を伴う時には、センザンショヨを併用して大変に効果をあげています。

養生と漢方で改善している方はたくさんおられますので、あきらめずにどうぞご相談ください!