2011年7月5日火曜日

更年期と夏バテ

今年の夏も早くから暑さが厳しいですね。
皆様は体調いかがですか?
昨年は私も更年期にさしかかって春先~夏場にかけてとても苦しんでいました。

体を栄養する血液や体を潤す体液が歳とともに不足してくる状態がいわゆる更年期です。
中医学では、肝腎陰虚といって、女性ホルモンの不足、肝血の不足とともに、体がのぼせて火照りやすい、血圧が急に上昇する、耳鳴り、めまい、ふらつき、脱汗などを伴う症状が特徴です。

体を栄養する血液や、潤す体液が不足しているのですから、環境の変化やストレスに大変敏感になり、ちょっとしたことでこれらのトラブルに見舞われやすくなります。
ストレスは人間関係や仕事に追われることだけではありません。
例えば低気圧が近づいたり、台風が接近するだけで急激に体調が悪化します。
また、クーラーの効いた部屋から急に暑い屋外に出たり、気温が急上昇したりすると、突然に大汗をかいたり、体に熱が籠もってのぼせ、気分が悪くなることなどもあります。

こういった意味で、更年期にさしかかった方はとても夏バテしやすい状態と言えます。
これを予防したり、解消するためには、根気よく肝血を補い、滋陰しておくことです。
私は昨年は、月経が不定期になったのをはじめ、めまい、ふらつき、虚脱感、動悸、息切れなど夏場にとてもいろいろな症状が出て大変な思いをしましたが、1年かけてじっくりと、漢方+食事療法をして養生したおかげで、今年は月経も順調で1度もジャンプしていませんし、春先のめまいや自律神経症状も現れませんでした。
本格的な夏の暑さがやってきましたが、お陰様で元気です。

更年期ですでにいろいろな症状がある方は、症状を解消する漢方だけでなく、婦宝三膠(補陰+肝血を補う)や亀齢寿(補陰剤)を根気よく飲んで、不足を補ってゆきましょう。
最低でも1年は養生してください。
そうすることで、今後が驚くほどラクですヨ♪
また、首の回りなどじっとりと汗をかく場合は、生脈紅景天で心陰を補いましょう。
動悸、息苦しさ、声も出せないほどしんどい・・・などの夏バテ症状をとってくれます。

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