40代の男性で、昼夜不規則な勤務の上に、緊張と時間に追われるお仕事で、長期にわたり、逆流性食道炎で悩まれていた方です。
病院ではパリエット等が処方され、また別の薬局で、大柴胡湯、茵陳蒿湯、半夏厚朴湯・・・・などを服用しておられましたが、なかなかスッキリせずに、こちらに相談されました。
主訴は、食欲がなく、胃に力が入らない、消化管が下垂する感じ、食後2時間ほどすると、胃液が逆流して胸やけ感がある、胃がシクシク痛む、お腹が張って膨満感がある、便がスッキリせず、結腸のところに違和感が感じられる・・・・等
けれども、調子が良いと食も進み、その後またしんどくなる。便に酸臭があり、舌は紅で黄色い膩苔がある。
体質的には冷え性で、あれこれと悩む心脾両虚、肝脾不和のタイプですが、食べ過ぎ等が時々あるのか、下焦湿熱を生じている、複雑なタイプ
最初、疏肝健脾、利水解毒の薬草である鬼菊
益気昇提作用の補中益気湯
健脾益気と活血作用をあわせもつ大熊柳
をお出ししたところ、お腹が温まり、とても気持ちが良いと言われた。
ただ、今ひとつスッキリとしない・・・・。久病による気血の消耗があり、完璧症であれこれ悩んでしまう性格のため、自律神経、免疫、ホルモン系のクロストークがうまく働いていない。ご本人の希望もあって、鬼菊を止めて、紫霊芝(紫霊芝、冬虫夏草、田七人参、半枝蓮、白花蛇舌草、三稜、我朮、大青葉、鬱金、黄精、温州蜜柑皮)と子羊袋をお出ししたところ、とても調子があがってきた。
現在、紫霊芝、大熊柳、子羊袋、補中益気湯で安定し、仕事に励まれている。
0 件のコメント:
コメントを投稿