2012年10月16日火曜日

リンパ浮腫の養生法


リンパ浮腫の養生法

乳ガン等の転移予防のために、リンパ節を取り除かれた方は、それによるリンパ浮腫を起こすことがあります。
リンパ節は、免疫を主るところでもありますし、老廃物や水分を回収する箇所ですので、切除しますと、老廃物を含んだ水分(濁邪)が行き場を失い、組織にむくみが生じ、尚かつ免疫力の低下を招きます。

この場合、体をあたため、全身の血行をよくして、静脈系の流れをよくしてゆくことがポイントになります。
静脈系は動脈系の約4倍の血液が流れていますので、リンパ節を上手に刺激して、リンパ液がスムーズに静脈に回収されるのを促進してゆきましょう。

その養生のポイントは

1,経絡リンパ体操を取り入れる

*手足の指回し
*手首、足首回し
*土踏まず~ふくらはぎ、腕の加重踏み込み(自分の体重で加減して踏んで行く)
*かかとの上下運動
*仰向けになり、手足を上げブラブラ運動
*鎖骨のマッサージ(手でゆっくり押し込んでゆく)
*浴槽に足かけ、ブラブラ運動
*弾性靴下等の利用

2,腹式呼吸を実践する

*肩で息をせず、お腹を膨らませるように息を入れ、口に小さな穴を作って、ゆっくりと息を吐いてゆきます。
腹式呼吸は、副交感神経を刺激し、毛細血管を開き、静脈の血液循環と、解毒排泄を高めます。

3,体を温める食事+良質なタンパク質を含む食事+消化に負担をかけない食事

*体が冷えてしまうと、血液の流れも悪くなり、水の排泄も弱まります。
お勧めは、切り干し大根、干し椎茸、高野豆腐、湯葉、乾燥わかめなどの乾物食品の利用です。
乾物は、陽気が強く、体を温め、湿を抜く力があります。

*高野豆腐や湯葉などは、タンパク価が高く、消化も良いため、むくみを防止してゆきます。
食欲が無い方では、血中アルブミンが不足して、むくみやすくなっている方もあり、そんな方にも絶好の食品です。

4,タンポポ茶(ショーキT1)を利用して、解毒の力を高めましょう

*浮腫には、その原因により、通竅、コルマータQ10,プラセンタなど、そして漢方薬も使ってゆきますが、どのタイプの浮腫にも解毒促進で使えるのがタンポポ茶です。
朝と入浴前に服用して、腰浴などで肝腎の排泄力を高めてゆきましょう。

                     ★保健室からお知らせ★

毎月、第二、第四の木曜日に、荒崎地区センター二階ホールにて、経絡養生体操を行っています。
参加費は、タンポポ茶1袋付きで、1回500円・・・・予約がいらない自由参加形式です。

どなたでも、参加できますので、どうぞお誘い併せていらしてくださいねっ♪

0 件のコメント: