冬場に気をつけたい女性の血寒証
血寒証とは、外からの寒さや、体内部の冷えによって、血脈の運行が阻害されるもので、冬場の養生が大切です。
血寒証は、手足が冷えて、皮膚が紫色っぽくなって痛みが生じ、温めることで楽になります。
その他に、お腹が冷えて痛みが生じる、月経痛、月経に紫色の血の塊が降りる、月経が遅れるなどの症状がみられます。
女性は、毎月の月経で体の状態を知ることができますよ。
月経が遅れる原因の一つは、胞宮(子宮)の冷えです。
また、月経の量が少ない、色が薄いなどは、血虚の症状で、積極的に養血する食材(色の濃い野菜、黒い食べ物)を召し上がるとよいです。
塊が降りるのは、血行障害を示し、子宮の中に冷えて滞りが生じていると考えられます。
長くこのような状態が続くと、不妊、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮がんなど、女性特有の病気を生じやすいので、気をつけてください。
寒い冬に、体の内部を冷やさない工夫として、特に首の部分を温める養生をなさってください。
まず、首筋(大椎)や、手首、足首を冷たい風から保護します。
お腹を温める工夫として、足の内側を温めることが推奨されます。
温灸器や温かい湯たんぽなどで、両膝の内側や、足首の内側、太ももの内側などをよく温めてください。
足が温まると、温かい血液が子宮やお腹に届きます。
子宮にトラブルのある方は、両鼠径部の温灸や、お臍周りと腰の腎の部分の温灸も大変によいです。
お腹を温める食材として、鮭やニラなどを用いた鍋料理をお勧めします。
★漢方でお勧めは、大熊柳と野牡丹の併用です。
大熊柳は、お腹や子宮の内部を温め、血の流れを回復させます。
野牡丹は、養血作用にすぐれて、子宮の血流をよくします。
冷えと痛みに悩む方・・・・是非お試しくださいね。
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