2013年11月22日金曜日

恐れの感情のコントロールの仕方

恐れの感情のコントロールの仕方

驚いたり、恐れたりする気持ちは、生命力を著しく低下させます。
ヒトは恐怖に戦いたとき、リンパ球の働きが低下して、免疫力が弱まってしまうことが知られています。

ある実験があります。
ネズミに電気ショックを与え、ネズミを再びその環境にもどしたとき、ネズミは強い恐怖を感じて発ガンしやすくなります。
Aのネズミには、電気ショックを与えずに、そのままの環境に放置します。
Bのネズミには、電気ショックを時折与えますが、レバーを足で押すと、電気ショックが消える仕掛けになっています。
その結果、Aのネズミはさらに発ガン率が高まり、Bのネズミは、免疫力が高まり、発ガン率が低下することが知られています。

つまり、Aのネズミは、いつ電気ショックが来るかにビリビリと怯えている状態。
Bのネズミは、電気ショックがきても、レバーを押せば回避することを学習した状態です。

これはヒトにも言えることで、強い恐怖やストレスがあっても、対処の仕方や方針が決まっていれば、恐れの感情をコントロールすることができるのです。
逆に恐れの感情を増幅させてしまうのは、方針がわからず、あーでもないこーでもない、と堂々巡りして思い悩むことです。

これは脾の働きに関係しており、脾が弱っていると、考えがまとまらなくなり、悩みやすくなります。
脾が丈夫であれば、理知的になり、腎の情志である恐れの感情をコントロールすることができるのです。
胃腸を傷めないことはとても大切なのですね♪

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