2013年11月6日水曜日

脳浮腫が起きたとき

脳浮腫が起きたとき

脳腫瘍があったり、脳に転移がみられたときに、脳圧があがって頭がもうろうとしたり、頭痛、吐き気、嘔吐等が起こることがあります。
また、脳に放射線を照射したときも、同様の症状が起こることがあります。

これは、脳の組織に炎症が起こるためです。
ガンの勢いが強いときもそうですが、放射線のような熱毒を当てますと、組織に炎症が起こるために、その炎症をさまそうとして、水が集まり、むくみが生じるわけです。
腹水、胸水、膝に水が溜まる・・・などと同様の理屈です。

この水を引かせるためには、元になる炎症を抑えることが大切で、清熱解毒生薬+五苓散を併用するのはこのためです。
清熱解毒生薬により、炎症を鎮め、五苓散は、代謝水を素早く引かせるのに用います。

また、五苓散は、水分代謝不全による吐き気や嘔吐の薬でもあります。

脳浮腫が生じると、一時的に思考力も低下し、このままわからなくなってしまうのでは・・・?というような不安も生じやすいのですが、きちんと養生すれば日にち薬で回復してきますので、落ち込まないようにしてください。
お手当てでは、豆腐パスタが有効です。

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