疲れると何故、歯が浮くのか?
歯の歯肉に隠れた部分は、骨とガッチリくっついているのではなく、歯根膜という薄いクッション状の繊維に包まれています。
歯肉側から見ると、歯は歯根膜というハンモックで吊り下げられ、それはセメント質と歯槽骨が支えている状態です。
歯が浮くのは、実はこの歯根膜の毛細血管がうっ血して腫れ炎症を起こしているのです。
歯根膜はごく薄い膜で、しかも周囲を骨に囲まれているので腫れると行き場がなくなり、その結果、歯が浮くと感じたときは、ほんの少しですが実際に歯がもち上がっているのです。
原因は、寝不足や過労による交感神経の持続緊張により、血行不良と解毒不全が起こり、お血が生じることです。
疲れる前には、必ず頑張りすぎがあるわけですが、このような交感神経緊張状態は、血液の流れを悪くし(粘性上昇)血流が細くなること。
そして、免疫的には、細菌感染に備えて顆粒球が増える分けですが、不必要な顆粒球は、活性酸素により処理され、これが炎症の元となります。
東洋医学では、上の歯茎は大腸経、下の歯茎は胃経に属し、どちらも多気多血の陽明経に属します。
したがって、陽明経のお血を取り去ることで、歯茎の症状は改善されてゆきます。
すなわち、胃腸の血流を改善することが、養生につながります。
これには、大熊柳(10粒を1日3回)が非常によく奏効します。
併せてオゾナクリームを痛む部分に塗ると、たちまち腫れが治まります。
歯が浮いたときは、ナッツ類などの硬くて、ハイカロリーなもの、チョコレートなどの糖分の多い物、アルコール、歯茎に負担をかけるごぼうなどの繊維質は、炎症を助長するので避けます。
胃に負担がかからない消化の良い粥やうどんを食べて、とにかく十分に睡眠をとって休養することです。
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