2015年5月12日火曜日

目で見てわかる解毒状態



目で見てわかる解毒状態

どなたでも簡単に、体調をビジュアルで確認する方法のひとつに、手の診断があります。

手の色が急にくすんできて第一関節から先が黒ずんできたり、手相の筋が黒っぽく色がついてきたら、要注意です。

慢性の炎症があったり、ガンが急に勢いづいたとき(内部炎症の進行)、そして抗ガン剤や放射線治療で副作用が出始めたときなど、いずれも、手の黒ずみが観察されます。
これは、日焼けの原理と同じです。
日焼けは、紫外線によるダメージから身を守るために、メラノサイトが刺激されて、皮膚が黒く帯色してくるものですが、同様にして慢性の炎症や、抗ガン剤、放射線などの活性酸素毒、熱毒により顆粒球が増えて炎症による組織破壊が起こると、この内部炎症から身を守るためにメラノサイトが刺激され、皮膚が黒ずんできます。
これは、第一関節から先の末梢と手の表面の筋などに最も早く現れます。

写真をご覧下さい。
いずれも、同じ方(肺ガンで抗ガン剤治療中)の体調が悪いときの手の表裏と、解毒の養生を始めて約3ヶ月後の体調がよくなったときの手の表裏の状態です。

●1月9日の二枚
*手の色が全体的に黒ずんでいる
*手の筋、第一関節から先が黒い
*爪が白っぽい

★このときの体調
*身体がだるくてしんどい
*足先が冷たく、手がしびれた感じ
*後頭部が重く塞がった感じで、気力がついてこない
*味覚障害で口の中が苦く、食欲がわかない
*頭部MRIで陰影があり、脳に転移の可能性を指摘された
*CEA(腫瘍マーカー)がここのところ上昇してきている

●4月17日の二枚(解毒養生3ヶ月後)
*手の色が全体的にきれいな色に!
*手先の黒ずみが改善、手の筋の色も自然な色に!
*手の色、爪の色に血の気がさしてピンク色に変化している

★このときの体調
*身体のだるさがとれて、元気に仕事ができている
*手足の先の冷え感が改善されてきた
*めまい、ふらつき、動悸等、いずれもなし
*食欲が出てきて、美味しく食べられている
*頭部MRIを撮ったところ、3ヶ月前の陰影が消えており、転移巣は見られなかった

*CEAの上昇が止り、今回は横ばいだった

◎お勧めした解毒の養生方法について
1,食事ポイント
*腹七分
*甘いお菓子は摂らない
*主食に玄米や雑穀を取入れるが、夕食のみ炭水化物は控える(玄米も)
*野菜、きのこ、海藻、乾物などを食事の最初に食べる
*タンパク質は、大豆製品、ささみ、魚介類、有精卵等を中心にし、赤身の肉、魚は週2回程度

2,解毒促進
*10時前睡眠と就寝前の紫霊芝(清熱解毒漢方)
*切り干し大根+干し椎茸のお茶、又はタンポポ茶を服用し、肝腎浴でじんわり汗
*中府(手太陰肺経募穴)、鼠径部、両耳の温灸

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