2016年3月23日水曜日

春先に貧血、リンパ球低下などが改善しにくいのは?

春先のトラブル2・・・春先に貧血、リンパ球低下などが改善しにくいのは?

今まで順調であったのに、3月あたりから貧血傾向が出てきたり、白血球やリンパ球の値が低下しはじめた・・・あるいはこれらの値がなかなか改善してこない!
という悩みが増える季節です。

特に、菜食主義を長く続けておられる方や、冬場に栄養が不足していた方、そして冬場に消耗する治療を重ねたり、無理が続いた方にこのような傾向があります。

冬は自然界でいう冬眠の時期で、次の季節に向けての体力(気力、血液、ホルモン、免疫力等)を温存する季節です。
春になると、木々が芽吹き、上へ上へと上昇発散するがごとく、人の体も蓄えていたものを発散し積極的に行動する季節に入ります。
肝は蔵血の臓器で、冬場の十分な蓄えにより、春の環境の変化に対し血液をうまく分配してゆきます。
つまり、気温の変化やライフスタイルの変化を伴う春先には、大量の血液が必要で、普段の季節よりも消耗しやすいという特徴があるわけです。

貧血や、白血球、リンパ球の低下は肝血虚からきている要因が大きいです。
これらの値を改善するには、十分なタンパク質と、それを吸収したり、血肉に変換するための酵素が必要です。
植物性のタンパクの他にも、魚介類、ささみ、新鮮な地鶏卵などを、状況に応じて取入れることも大切です。
(例えば1日3食食べる方であれば、1週間で21食のうち5~7食程度)
そして、それを有効利用するために、発酵食品を取入れてください。

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