更年期とゾワゾワ
女性ホルモンの急激な減少による、不具合のひとつに、お腹周りや背中のゾワゾワ感やゾクゾクする悪寒に似た感じが、周期的に訳もなく訪れる・・・というものがあります。
ムズムズ脚症候群もこの1つと考えられます。
私の叔母が、更年期を境に生涯、ムズムズ脚症候群で悩んでおりましたが、私もその血をひいているのか、46歳~今にいたるまで、午前2時~6時の間、ほぼ毎日、左右の卵巣付近がゾワゾワする感覚で、非常に気分が悪く熟睡できない、怖い夢を見る・・・などの状況が続いています。
更年期+ゾワゾワで検索すると、私だけでなく、このような症状で悩んでおられる女性がたくさんいらっしゃるようです。
更年期というと、ホットフラッシュや、突然の大汗などの血管運動症状、体温調整の不具合等がメインなのですが、ゾワゾワ感や、皮膚の違和感(虫が這っているような感じ)というマイナーな症状ですが、長く続き本当に辛い・・・とおっしゃる方があります。
このゾワゾワは、風邪の悪寒とはまた種類が違うもので、怖い物を見たときや、怖い幽霊話を聞いたとき、高所恐怖症の人が高い所から下を眺めた時の、あのゾワ~とする感覚が、慢性的に一定時間続くもので、本当に辛いです。
このゾワゾワとは、脳が危険を察知したときに、”このままでは危ない、危険を回避せよ!”と知らせる為の感覚と言われています。
そうすると納得がいくのが、午前2時~8時にかけては、内因性のコルチゾール(ストレスホルモン)が高まる時間帯であり、体は”寝てる場合じゃないよ!!!”とゾワゾワ感を発しているのかもしれません。
この症状が出だしたのが、閉経前後であることから、たっぷりある女性ホルモンは、セロトニンを活発化してストレスに強い体を維持していてくれましたが、女性ホルモンの減少により、コルチゾールの分泌が全体的に高濃度にシフトしたためと考えられます。
また、明け方は気温が下がり、体が冷えやすく、特に腎を傷めやすいです。
特に精神的に疲れていると、症状が強く出るようです。
この症状を緩和する食材は、大豆製品、りんご、キャベツ、胡麻、プルーンなどです。
漢方では、ホルモンのバランスを調整するタンポポ茶、高麗紅参、プラセンタなどを適宜補ってゆくこと
そして大切なことは、仕事量や、やらねばならないという事を減らし、まず自然と共に起きて自然と共に眠る・・という無理のない生活を優先することです。
更年期は、仕事にアブラが乗る時期で、家事との両立に疲弊したり、親の介護等が加わり、無理が続く時期です。
ホルモンの分泌量も減少し、体力も衰え始めるときなので、それを自覚して無理のないプランにシフトすることが大切!!!
スクワットやウォーキングなど筋肉を刺激すること、リズム運動でセロトニンの量を増やして気持ちを安定させてゆくことも大事ですね。
私は、ストレスを感じたら、季節見つけの散歩に出かけます。
自然から大いなる恵みを頂きましょう♪
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