2008年8月7日木曜日

不眠は何故怖い?

良い睡眠とは、夢も殆ど覚えていないくらいに熟睡し、朝目覚めたとき、”ああスッキリした!今日も一日頑張ろう!”と心も体も元気に飛び起きることができるものです。

睡眠の時間については、個人差がありますが、ダラダラと長く眠れば良いものではなく、最も大切な時間帯に、グッスリと寝入っていることが大事です。

その時間帯とは、午後10時~午前2時の約4時間。この時間帯に熟睡することにより、成長モルモンが分泌され、体を生まれ変わらせてくれます。

その働きとは
1,軟骨や組織の代謝促進
2,アミノ酸の取り込みとコラーゲンの合成促進
3,体脂肪の分解
4,免疫システムの調整など

つまり、その日に摂った食べ物を、筋肉や骨、組織を作るために整理整頓したり、体の中に入ってきた毒物や異物をパトロールして解毒排泄したり、できてしまったガン細胞を排除したりという、極めて大切な仕事は、寝ている間に行われます。

不眠が続くと、体が生まれ変わらず汚れてゆくので、体がだるい、疲れがとれない、集中力がなくなる、前向き思考ができない・・・・などの症状が出てきます。

慢性の病気が改善しない場合や、薬を飲んでも効かない場合、不眠が隠れている場合が少なくありません。
とりあえず眠っているので、自分が不眠症だという自覚もないのです。

朝がスッキリしていない方は、食べることよりも、薬を飲むことよりも、まずは午後10時を目安に床に入ること。これが養生の第一歩です。

0 件のコメント: