2008年10月6日月曜日

百聞は一見にしかず・・・の漢方

ここのところ、メ~ル相談がとても多いのですが、ご相談によっては、アドバイス出来ない場合があります。
例えば、”ガンで腹水が溜まって、困っているのですが、何か良い漢方をアドバイスください!”というような例です。
つまり、これだけの情報では、お客様の体の状態が全く把握できず、処方や養生の仕方を決めることができません。

漢方の証の決定には、顔色、舌、爪の色、皮膚の色艶なども拝見しながら、寒熱、汗、食欲、排便と排尿状態、普段からの症状などを細かくお聞きせねばなりません。
これがおろそかになると、表面の症状はとれても、根本が治っていないために根治しないことになります。

状態を把握しないままに、適切でない漢方薬をお出しすれば、漢方といえども副作用が生じたり、かえって治りにくくなることもあります。

こちらでは、仮にご遠方でも、必ず一度は足を運んでいただき、体質や状態を把握した方にのみ、漢方薬をお出ししています。
従って、メ~ルによるご相談の常連さんも、一度はお会いした方ばかりです。

百聞は一見にしかず・・・しかりで、お電話やメ~ルでのご相談も、お逢いしてみたら、全く検討違いの証だった・・・ということがシバシバあります。
漢方と、お手当てで、しっかり養生し、自分の治癒力を高めてゆきたい・・・・とお考えの方。
病気を治すには、本当に根気と辛抱強さがいりますが、そういった真剣勝負の方のご相談のみ承っております。

漢方や養生は、その都度微調整も必要であり、決して簡単なものではありません。
お金も手間もかかります。
”何か適当に良い漢方でも・・・・”といった、お気楽なご相談は、どうかご遠慮ください。

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