2008年10月10日金曜日

ガンの温灸養生法

こちらへいらっしゃるガンの方の舌を拝見すると、舌肉が紫青っぽい色をしています。
これは、冷えて血液の流れが悪くなり、おけつ(血の滞り)があることを意味します。
臓器が冷えて、機能が落ち、解毒代謝も低下しているため、白~灰色~黄色ぽい厚い苔が生えていることが多いです。
正常な舌は、色がピンク色で、薄いベ~ルのような苔がはっている状態です。
解毒を促す漢方+食事+温灸による補陽を行うと、だんだんと舌の色がキレイなピンクになってきて、苔も薄くなってきます。

こちらでは、温灸のひとつに、滋圧器を使用しています。
陶器の中に、もぐさ芯を入れて温め、服の上から圧力をかけながら温圧できるものです。

それでは、保健室のロバ先生に、ロバ式ガンの温灸療法の説明をしてもらいましょう。
1,500CCペットボトルを2本用意し、熱いお湯を入れて両方の鼠径部を温めます。
2,背中の大椎を温圧し、背筋の添って、兪穴を温めます。
3,足の臨泣、丘墟を温圧します。
4,足の三陰交、血海を温圧します。
以上を20分くらいかけて行ってください。

ガンの方は、お腹が特に冷えており、1番、2番の衝脈と督脈を使ってお腹を温めてあげることが大切。
また、多くの方が、ストレスを感じ、帯脈が弱っているので、骨盤や腰に痛みを生じやすく、それを解決するために、3番のツボを用います。
4番のツボは、抗ガン剤等で、貧血がある方にも、血の流れが悪いおけつがある方にも有効です。
養血活血のツボになります。

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