2008年11月14日金曜日

腎着湯が大活躍

保健室に来られる多くのお客様や、メルマガ、レターマガジンを読んでくださるお客様は、りえぴょんが普段何を飲んでいるのかとても興味を持たれているみたいです。
”朝昼晩と、あんなに多くのものを飲んでおられるのですか?”と皆様驚かれますが、あれはスタンダードな処方であって、その日の体調や栄養の過不足状況により、毎日飲むものは適宜変わってきます。漢方薬は、特に季節により、大きく変わります。
今の季節、好んで服用し、良好な結果を得られているのは、腎着湯=苓姜朮甘湯です。

腎着病とは、寒邪と湿邪が足腰についたもので、つまり冷えて腰が痛む、足が痛い、坐骨神経痛に悩むなどの症状で、苓姜朮甘湯はそれらをとってくれる方剤で、腎着湯と呼ばれているものです。

私はもともと脾虚で、身体に余分な湿が多くそれがもとで冷えやすいのです。湿邪は重い特徴があるので、下半身を犯しやすく、寒い季節になると、すわりっぱなしの姿勢も手伝って、坐骨神経痛に悩まされます。
べた曇りの日には、気分も冴えず、身体が重く、むくみやすい・・・などの傾向がある方の腰痛や坐骨神経痛、足腰の痛みにはピッタリです。
乾姜で強力散寒し、茯苓や白朮で除湿する方剤です。胃腸が弱く、下痢しやすい方にもお勧めです。

0 件のコメント: