2008年12月3日水曜日

血虚と痛み

気をつけて!血が足りない人の痛み!

ガンの方で、骨転移などの痛みについてご相談される方はとても多いです。
そんなとき、気をつけなければならないのは、血虚(血が不足している方)がある方です。
具体的には、貧血の方、慢性的に体力を失っている方は勿論ですが、放射線や抗ガン剤をやっておられる方は、すべてこれにあてはまると考えてよいと思います。また、過去3年以内に、これらをやったことがある方もそうです。

ご存じのように、抗ガン剤や放射線の副作用は、骨髄抑制です。
白血球、赤血球、血小板を含むいわゆる血液が不足状態にあります。
ガンの方に痛み止めがなかなか効かない理由の一つに、血液不足があります。
少ない血液の上、さらなる痛み止めで発痛物質を押さえ込んで、血の流れを細めてゆくのですから、これは悪循環です。

それでは、漢方の活血薬ならどうか?
活血薬とは経絡の詰まりをとったり、血管の詰まりを通して流してゆくお薬ですが、これも血虚の方には危険!
何故か?それは、血のないところを無理矢理通そうとすると、摩擦が生じて、より強い痛みが出ることが多いためです。
イメージとして、潤滑油がない歯車を無理矢理に回そうとすると、ギコギコいって歯車を傷めますよね?それと同じ。血虚の方は潤滑油がなくて痛みが出ていると考えてよいと思います。

したがって、子羊袋(プラセンタ)や養血のものを使いつつ、少量の活血剤からはじめてください。
血虚の原因が、脾虚にあれば、さらに原点に帰り、大熊柳や紅参等で脾胃を補いつつ、養血することが先決です。十分に血ができてこれば、活血剤を使うことが出来ます。
原点は、体が虚していればまず補からです。
焦らずに一歩一歩、体を立て直してゆきましょう。

0 件のコメント: