2009年4月15日水曜日

津液に関する老化

シリーズ8回目  津液に関する老化

老化の一つの要因に津液の不足があげられます。
津液が不足すると、体に潤いや、みずみずしさがなくなります。

食べ頃のリンゴは、実が引き締まり、とてもジューシーですが、古くなったリンゴは、皮がシワシワになり、実もカサカサ、パスパスですよね。(笑)
人の体も、リンゴも同じで、長い間に酸化を受けます。若い頃は、抗酸化酵素が豊富で、酸化から身を守ってくれるのですが、歳とともに、抗酸化酵素が減少します。
お肌がカサカサする、髪の毛がパサパサで抜けやすい、目が乾く、シワができる、喉が乾燥して空咳が出る、乾燥して体がカユイ、便がコロコロ・・・・などは、津液不足の症状です。
津液というのは、活動により生じた体の熱を冷ます大切な役割をしているのですが、不足すると熱が冷まされず、乾燥症状が出てきます。

津液不足に陥らないためには、ストレスと疲労を蓄積させないことや、夜更かしをせずに、タップリと睡眠をとることが大切です。
また、水分をたくさん摂ることは脾や腎を傷め、かえって津液不足を招きますので、注意が必要です。私は、疲れが溜まって、肌に乾燥を感じたら、ツバメの巣ドリンクを飲んで、午後9時には眠ることを心がけています。

次回は、津液不足の養生として、抗酸化酵素を無駄遣いしないライフスタイルや、津液を補う食材についてお話します。

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