2009年8月15日土曜日

着痺

着痺

ここのところの湿気の多さは並半端じゃありません。
各地でゲリラ豪雨があり日本は熱帯の気候に変化しつつあるのではないでしょうか?
脾虚湿盛の私にとってこの気候は実に辛いものがあります。

朝から清陽が上がらない・・・頭がぼんやりした感じで、思考が巡りにくい体がだるい、足がむくむ、そして何よりの悩みは、持病のリウマチが動きだしたことです。
お産の後にひどいリウマチに罹りましたが、整形にかかると”ステロイドと金療法”と言われ、慌てて逃げ帰り、漢方で治しました。
痛みは半年ほどで和らぎましたが、完全によくなるまで丸5年ほどかかりました。

それがこの梅雨に入るころから、ピアノを弾くと、右小指と薬指に鈍い痛みが走り、気がつくと流注(第一関節に結節ができ、赤く腫れている)がありました。
だんだんと、ペンがにぎりにくい、お箸をもちづらい、包丁に力が入らない・・・・などの症状が出始め、これはヤバイかも・・・と、徹底的に養生することに・・・。

湿邪が入って痛みや痺れを起こすものを着痺といいますが、私の場合はまさにソレ!着痺の代表方剤はヨクイニン湯ですが、これを持ち合わせていないため、ヨクイニン煎1+防已黄耆湯1+葛根湯0.25+当帰芍薬散0.25で対応しました。
熱感があるときは、0.5の黄連解毒湯を足して、今のところ痛みはおさわってきています。
湿邪は重濁性、粘滞性の性質があり、完治にはかなりの時間を要すると思いますが、気長に養生をしたいところです。

もっともっと早く治したいときは、龍衣+馬鞭草+穿山薯預!!!・・・現在比較試験をしています。

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