2011年9月2日金曜日

四関穴を用いた養生

先日、鑑真中医学研究会で勉強させていただいたことを皆様にご案内したいと思います。
皆様は、右と左の血圧を比べてみたことはありますか?
左右の血圧差が10ミリ以上ある方は、脳血栓や心不全の死亡リスクがとても高くなるという最新の医学報告があります。

同じように両腕に血液が流れて行っているのに、圧力差が出るのは何故でしょうか?
例えば動脈硬化があり、どこかに詰まりがあれば、いつも左右差が出るはずです。
ところが、左右差が出るときと出ないときがある場合は、気の流れが悪い、痰湿が塞いでいるなどの原因で左右の血流の流れのバランスがとれていないと考えることができます。

血圧の左右差がある時は、体がしんどい、息苦しい、動悸や息切れしやすい、めまいがある、頭が重い、手足のどちらかが痺れたり、冷たい感じがするなどの自覚症状もあることが多く、脳卒中などの危険性が高まっている状態なので、いち早く養生して左右のバランスをとってあげることが大切です。

これには四関穴(手の合谷と足の太衝)を用いた養生法が大変に効果的で、皆様にも簡単に実行できる方法がありますので、ご紹介しましょう。

合谷は手陽明大腸経の原穴、陽明は多気多血で気血を調整できる。
太衝は足厥陰肝経の原穴で、肝は血を蔵して疏泄を主り一身の気を調ずる。
この二穴を組み合わせると、一陰一陽、一上一下、左右のバランス、陰陽のバランスを整える。
とあります。

皆様にお勧めは、手足のこの4カ所のツボに、仁丹の粒を貼っていただくとよいです。
仁丹には、気の巡りを良くする働き、痰湿を除く働き、経絡を温める働きもあり、ツボの効果と相乗作用があり、これはかなり良く効きますよ!りえぴょんも実施済みの太鼓判です!
ツボがよくわからない方は、どうぞ保健室までいらしてくださいね♪
ツボの養生とともに、循環元で血の流れを整えてくださいね。

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