2011年9月21日水曜日

脳腫瘍の養生術

多くの方に、脳腫瘍は難しい・・・という意識がありますが、気血津液を整えることで、基本的には他のガンの養生と変わりはありません。
ガンはどこにできても全身病ですから、血液の質を高めて活性化されたリンパ球が届けられれば、自分の免疫がそれに対応することができます。
中医学的には、脳は五臓でいうと腎の管轄です。
また脳の組織は水分の富んだものですので、水の代謝を良くする養生が大切です。
水の代謝を主るのは、肺脾腎と三焦ですので、その流れを良くしてあげる食箋やお手当てで対応しましょう。

食養術
1,基本の割合食 (玄米を中心にした穀物:野菜+海藻+茸類:豆類や脂の少ないタンパク質が
5:3:2)
2,補肺脾腎の食材・・・黒豆、黒ごま、木耳、とうふ、キャベツ、しいたけ、小豆、鳩麦などを利用
3,造血力と解毒力を高める根菜・・・大根、人参、ゴボウ、蓮根、生姜等を利用したスープ
4,小豆南瓜昆布で三焦の通りを強化

手当て術
1,百会と両耳に温灸して温補腎陽することで、脳に新鮮な血液を届けましょう
2,背中の督脈と膀胱経を丁寧にビワ葉温灸しましょう。
♪ビワの葉が無い方は、ビワエキスを脱脂綿に含み、背中に貼った上から温灸してもよいです。
♪温灸器がなければ、コンニャク罨法をかけてもよいです。
♪生姜パック温灸・・・すり下ろした生姜をお茶パックに入れて背中に置き、その上から温灸器や箱灸で温める方法も効果があがります。

養生が出来ていれば、漢方の効果も倍増します。
漢方薬については、状態により処方が当然変わりますので、ご相談くださいね。

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