2011年9月28日水曜日

雑病解説  高血圧

高血圧を治す

病院の薬を飲んでいてもコントロールできない高血圧に悩んでいる方がとても多いです。
血圧が高くなるには、内因と外因があります。
外因としては、急激な温度変化、気圧の変化、精神的ストレス、ホルモン変化などで、血管が緊張して縮こまること。
内因としては、食事の養生が不足して、血管壁は汚れて硬くなっていあることや、塩分過剰で、循環血液量が増して、圧力がかかることなどがあげられます。
腎機能が衰えていると、減塩していても塩分が排泄されずに血中に増えてしまうことがあります。

降圧薬でコントロールできるタイプの高血圧は、起床後~昼間の活動時は血圧が高いが、ゆったりとリラックスした夜には、副交感神経が働いて血圧が下がるタイプの方です。
このようなタイプの方は、新薬を飲んでコントロールしなくても、循環元や紅羅布麻などの田七製剤で簡単に血圧を安定させることができます。
循環元や紅羅布麻は血管の大掃除をして内部の状況をよくしてゆくものですので、まずは血圧の高い方のファーストチョイスと言えます。
特に、血栓の心配のある方には循環元をお勧めいたします。

これに対し、これだけではコントロールしにくい高血圧の特徴は、夜間のリラックス時にも、就寝中にも血圧が高いタイプの方です。

1,運動不足型・・・一日の殆どを座り仕事をしているなどで、体を動かしていないと末梢に行った血液が回収されにくくなり、心臓は圧力を上げなくてはなりません。
このような方は細切れでよいので、かかとアップ運動、手足の動脈マッサージ、足あげブラブラ運動、かるく散歩、シンデレラ体操などを取り入れてください。
お勧めはコルマータQ10です。

2,更年期血虚型・・・立ちくらみ、眩暈、フワフワなどを伴いやすい高血圧です。
血液が不足している場合も、心臓は必死で圧力を上げなければなりません。
更年期を迎えると、今まで血管を拡張して流れをよくしていた女性ホルモンが不足してきますし、それに伴い女性は血液不足を生じます。
この場合は質の良い血液を増やす養生が大切で、とくにプラセンタがお勧めです。
冷えが強い方は子羊袋、のぼせる方にはWリンクルがよいです。

3,腎虚型・・・朝と寝る前とでは、体重が1キロ以上違う方(寝る前の方が多い)で、夜中にトイレに2回以上目覚める方です。
食事で摂った塩分や水分が十分に排泄されないため、夕方になるにつれ循環血液量が増して血圧が上昇します。
このタイプは、腎臓の機能が弱って腎血流が細く、横になるとやっと腎臓に血液が集まり尿を作るために、夜間に何度もトイレに起きるわけです。
こうした方にお勧めは、通竅とタンポポ茶(ショーキT1)の併用です。
タンポポ茶は朝、夕服用してください。
このタイプの方は、手当てで、肝腎をよく温め、足心を絞るようにもむこと、太谿や照海のお灸、耳と大椎の温灸が有効です。

4,夜間ストレス型・・・夜になってもストレスがとれずリラックスできない、仕事を夜に持ち込む方にはそのような習慣を改める必要があります。
半身浴でじんわりと汗をかいてリラックスしてください。
このタイプには南国刺五加がお勧めです。

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