2011年10月5日水曜日

ガンと慢性炎症

1,正常細胞は生きてゆくのに大量の酸素とほんの少しのブドウ糖があればOK
2,ガン細胞は生きてゆくのに大量のブドウ糖を必要とし、酸素は無くてもOK

ガン細胞は分裂して増殖するのに、正常細胞の18~29倍もの大量のブドウ糖を要求すると言われています。
健康体では、血液循環がよく、正常細胞は酸素を十分にもらいながら、効率よくブドウ糖をエネルギーに変えてゆきます。
このような状態のとき、いくらガン細胞があったとしても、彼は分裂して増えることができません。
それは正常細胞とブドウ糖を分け合わねばならず、大量のブドウ糖を必要とするガン細胞には圧倒的に不利な状態にあるためです。

ところが慢性的な炎症がある組織では状況が異なります。
炎症がある組織では、傷を治すために血小板が集まり血液を凝固させます。
そうなると、血液循環は止まり、酸素が供給されなくなるので、酸素を必要とする正常細胞は死滅してしまいますが、ブドウ糖などの栄養分を含んだ血清成分は血液循環が止まっていても浸透圧で供給されるために、炎症の組織は、ガン細胞にとっては一人勝ちの天国です。

水ぶくれ、腹水、胸水はブドウ糖を含んだ栄養豊富な組織液でガン細胞の温床となります。
抜いても抜いても炎症がある限り、水は溜まりますし、栄養を抜くのですから体力は低下します。
この悪循環を絶つためには、元になる炎症を抑えることが大切です。

ガンの予防と言いますと、誰もが免疫力の回復のみに目を向けますが、一方では体に慢性の炎症を作らない養生もとても大切なのです。
炎症と付くもの・・・脳炎、中耳炎、鼻炎、口内炎、扁桃腺炎、気管支炎、心筋炎、肺炎、胃炎、潰瘍性大腸炎、膵炎、胆嚢炎、虫垂炎、肝炎、腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、子宮内膜炎、卵巣炎等は勿論のことですが、もっと軽い炎症も含みます。
例えば、風邪をすぐにひく、熱っぽい、体がだるい、火照る、食欲がない、口臭がある、気分が憂鬱、イライラ、鬱病・・・いわゆる小柴胡湯や加味逍遥散の証を呈するプチ炎症こそ、早めに対処して養生することが大切♪

保健室からお勧め

★ガンで養生中の方と、炎の付く病気の方は、免疫を上げるだけでなく清熱解毒剤を取り入れてください。
ガンがあるということは、即ち炎症が存在するということです。
具体的には紫霊芝(1ヶ月分50400円)、霊芝胞子(1ヶ月分8190円)、タツノアオイ(1ヶ月分18900円)など
★プチ炎症に悩む方、季節の変わり目に必ず体調が崩れる方には、馬鞭草(1ヶ月分7350円)と龍衣(1ヶ月分9240円)の併用がお勧めです。
常備して早め、早めに炎症の火を消しておきましょうね。

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