2012年1月17日火曜日

膿胞の治し方

原因がよくわからない膿胞があり、ご相談される方が年間に何例もあります。
膿胞ができる場所も様々で、腎膿胞、肝膿胞、卵巣膿胞、乳腺膿胞、胸の真ん中にできた膿胞、耳の後にできた膿胞・・・等。

膿胞の内容物は色々で、水、化膿している物、ゼリー状の痰様のもの、髪の毛や歯などがあり、病院では様子を見て、大きくなってゆくようなら切る、ガン化しないか経過観察するなどの対処がほとんどで、化膿したり痛み、炎症が激しくない限り、積極的な治療をしないようです。
ところが、ご本人としては、何とか手術やガン化を避けたいために、ネットなどで検索され、ご遠方からでもこちらへご相談になる方が多いようです。

こちらでは、どこの部位の膿胞であれ、中医学的な方法論で膿胞を治してゆきます。
まず、膿胞ができている方の共通点ですが、
1,出来ている部位が袋状になって流れが堰き止められていること (詰まっている)
2,体温が低く、代謝が悪い方が多い
3,食べ過ぎや食事のまちがい等で、解毒しきれていないものが溢れている
4,便秘しやすい、尿が少ない、汗をかきにくいなどの体質
5,その箇所に何らかの炎症があった可能性がある
の5点です。

したがって、治療方法としては、
1,解毒を促進して、浄化し詰まりをとって流れをよくしてゆくこと
2,ゼリー状の痰様の塊を溶かしてゆく
3,慢性炎症をなくすために、清熱解毒、免疫バランスを整える
4,体温アップ
を複合させて、食養生やお手当ても必ず実行していただいています。
膿胞の大きさにもよりますが、10センチ以上あるものでは、1年半~2年の養生が必要です。
硬い膿胞が少し柔らかくなったり、小さくなりはじめるまでに、最低半年はかかりますので、最初はあせらずに辛抱することも大切です。

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