2012年3月13日火曜日

排卵出血について


排卵出血のお便りから

毎月、排卵時に出血があり、立ちくらみや体のだるさ、貧血等を訴えられている方です。

気の滞りによるオ血と、脾虚による気血の不足が目立つ方であったため、気滞血オを改善する野牡丹と、気血を補う棗参宝を処方しました。
その後、排卵時にかなり出血があったこと、皮膚に痛みを伴わない内出血があって、心配になりメ~ルをいただきました。

りえぴょんのアドバイス

こんにちは♪
お便りありがとうございました。
排卵時に生理3日目ほどの出血をされたとのことですが、おそらく野牡丹服用で、悪血が排泄されたのだと思いますので、心配ないです。
野牡丹は、止血と活血、補血の3つの働きがありますので、体にとって不必要な悪血を排泄した後は、止血と養血に働いてゆきますので、大丈夫です。

また、打ったりした覚えがないのに、内出血するのは、典型的な脾不統血の症状です。


脾不統血とは、胃腸が弱くて食物からの栄養が、気血に変化する力が弱いために、血液を脈管内に留める力が不足して、外に漏れ出してしまうもので、痛みを伴うことはほとんど無いです。
生理がダラダラと長く続くのもこれと同じ理由です。
この症状に対して、棗参宝は胃腸を丈夫にして、気血を増やす方向に働くので、安心して補ってくださいね。

ストレスが強いと、脾胃の働きを弱めますし、少ない気血が滞る原因となり、結果的に血液が漏れ出しやすくなりますので、なるべくリラックスして、気を通してあげることも大切です。
体をよくストレッチすることや、オレンジ、ミカンなどの柑橘類も気の流れを良くするので、常食してくださいね。

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