2012年4月17日火曜日

ホルモン治療の不具合をどうするか?




乳ガン治療の一つとして、女性ホルモンを拮抗するような薬剤によるホルモン療法を受けておられる方がたくさんおられます。
女性ホルモンを阻害するお薬であるため、人によっては
1,のぼせ、火照り、動悸、めまい・・・・血管運動系の症状
2,不眠、イライラ、精神不安定・・・精神系の症状
3,コレステロールの上昇、血圧上昇、肥満、骨密度の低下・・・代謝系の症状
を訴えられることがあります。

ホルモン治療薬は、再発を防止するために、長期間服用することが多く、人によっては”一生飲んでください”
と言われることが多いため、
”こんなに辛い症状で、自分が自分でないような状態なのに、一生この薬を飲まなくてはならないという、自信が持てない!”
というご相談をよくうけることがあります。
これらの症状は、更年期の症状と大変に似ており、個人差もあって人によっては、生きているのも辛い・・・と思えるほどの場合もあります。
更年期であれば、時がこれば自然に落ち着きますが、この場合は、薬を飲んでいる限り、辛い思いをしなくてはなりませんし、再発予防のためには余儀なくされる状況かと思います。

西洋医学的なスタンダード治療に、ホルモン療法があるわけですが、東洋医学的には、免疫力の増強や解毒排泄力を高めて再発を防ぐ方法があります。
あまりにも辛くて、QOL(生活の質)が低下したり、鬱状態になっているのでは、何のための治療かわかりませんので、ホルモン治療を止めて、サッサと楽になり、その代わりに、再発転移を防ぐ養生を徹底的にしてゆく!!!
という選択技もあります。
どちらを選択するも、ご本人次第ですが、やはりこうと決めたら、徹底して実行してゆくことは大切です。

保健室では、いろいろなケースのご相談に応じておりますので、現在悩んでおられる方は、是非ご相談下さい。

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