2012年12月11日火曜日

冬は補う治療を優先


冬は補う治療を優先

自然の動物が冬眠するように、冬は体を休めて体力を温存する季節です。
冬に体を養うことで、来春から1年の体が出来上がるわけです。
ですので、冬は体力的な活動も、精神活動も他の季節の8割程度にとどめ、なるべくゆったりとして、睡眠時間も多めにとることが大切です。
逆に、冬に活動しすぎる、睡眠不足をする、無理をする、精神的に思い悩む、汗をかきすぎる、ダイエットをする、体を冷やす、攻撃的な治療を受けすぎる・・・と老化を早めたり、命を損傷することがあるので注意が必要です。

ガンをはじめとする病気で、長く煩っていること自体がすでに消耗を意味しますので、冬場は特に補う治療と養生を大切にします。
ご存じのように、ガンの原因は血液の汚れと不足です。
まちがったライフスタイルや食生活により血液の流れが細くなり、浄化力が低下すると、発病に至りますので、ガンの養生では、解毒が基本となってゆきます。

ところが、解毒も、体力がないと促進することができません。
皆さんは、ものすごく疲れたときに、便や尿がなかなか出せず、踏ん張れない体験はないでしょうか?
それと同じで、五臓の力が回復し、体力を回復させないと、悪いものを浄化する力も働きにくいのです。

補剤とは、体を補うもので、気力を補ったり、造血力を高めたり、胃腸の力をつけたり、体を温めたりするものをいいます。
具体的には、発酵紅参、コルマータQ10,大熊柳、Wリンクル、子羊袋、棗参宝、新ノーゲン、通竅、瓊玉膏、十全大補湯、四物湯・・・などが補剤に属します。

今年の夏は特に暑くて長く、すべての方が体力を消耗していますので、秋口から状態に応じて、これらの補剤をプラスして、大変に体が楽になり、状態がよくなってきている方が増えています。
特に、現在、手術や抗ガン剤、放射線等の治療で消耗したり食欲が低下しておられる方は、補剤と温灸療法で体を補ってゆきましょう。

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