食べ過ぎ後の風邪
一年のうちで、最も風邪に罹りやすいのが、お正月後の年始めです。
年末年始のお疲れ+ご馳走の食べ過ぎにより、体力と免疫力が低下しているうえに、乾燥の度合い、気温の低下という外からの環境要因(ウイルスにとって快適)も加わるためです。
皆様は、脂っこいものや、味の濃い料理、そして旅行先でめいっぱい食べた直後や、コース料理を食べた後などに体調を崩された記憶はありませんか?
詳しく想い起こしてみると、食べ過ぎの後にインフルエンザや流行病、そして風邪を拾ったというケースが大変に多いことに気付かされます。
どうして食べ過ぎが?と思われるかもしれませんが、ものを体に入れるという行為は、体を栄養する前に、大変に体に負担をかける行為だということを認識しておく必要があります。
食べ物が体内に入ると、体の免疫システムが働いて必要なものと、不必要なものがチェックされ、体にとって負担がかかるものは、解毒処理されてゆきます。
のべつまくなしに、大量の食物が入ってこれば、体は五臓をフル稼働させて、この解毒システムを働かせねばなりません。
当然、五臓は過労の状態に陥っています。
そのような状況で、ウイルス等が入ってきても、もはや処理するシステムがオーバーワーク状態なのですから、片手落ちとなり、発病するわけです。
ご馳走が続いた後は、野菜のスープや、大根料理、お粥、タンポポ茶等で解毒をはかり、ぐっと少食にしてみると、免疫力が回復し、風邪を寄せ付けなくなります。
そして、風邪をひいたら、当然ご馳走を止めて、胃腸に負担がかからないお粥を少量にとどめて、いち早く眠ることを心がけてくださいね。
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