胃腸が弱く血が少ない方の子宝養生
今回は、結婚後3年以上たっても妊娠出来ない方で、体が疲れやすく、眩暈、動悸、不安、不眠などを伴いやすい方の養生法をご紹介します。
このタイプの方は、小さい頃から胃腸が弱く、食べ過ぎたり、消化の悪いものや、変わったものを食べるとすぐに下りやすい等の特徴があります。
消化吸収能力が悪いために、食べたものが血肉に変わる、エネルギーに変換される能力が小さく、すぐに疲れたり、体に不調を訴えたり、心配性になります。
全体としての血液量が少ないと、子宮に回る血液がまかなえなくなり、丈夫で安定した子宮内膜が作られにくく、流産を繰り返したり、人工受精等をしても着床しにくいのが特徴です。
焦らず、じっくりと胃腸を立て直してゆきましょう。
♪体を冷やし胃腸を傷める食材を控えます
刺身、生野菜のサラダ、冷や奴、冷たい麺類、フルーツ、アイスクリーム、冷たいジュースや牛乳、甘いお菓子、油脂の多い料理等は体を冷やしますので要注意です。特に日が落ちてから召し上がらないように!
柿、大根、ごぼう、こんにゃく、なす、スイカ、カニなども寒冷性の食品で、気を損ないやすいので、多食しないようにしましょう。
♪気血を作るお勧め食材
なつめ、黒豆、栗、山芋、長いも、プルーン、干しぶどう等をメニューに取り入れてください。
これらの食材を玄米と一緒に炊いたおにぎりを、本当によく噛んで召し上がることをお勧めします。
どうしても玄米で下痢をする方は、白米に五穀や少量の玄米を混ぜ込んで炊くこともお勧めです。
♪漢方も気血を作る上薬を使います
胃腸の弱い方が、早く丈夫になりたいからといって、強壮剤を服用すると、胃腸に負担がかかり逆効果になります。
胃腸が弱い方は、三分治七分養・・・・漢方3割、養生7割で、食事でじっくり補うのが原則です。
タンポポ茶+棗参宝の併用で体を養いましょうね♪
♪午前中に、手足をよく動かす運動をお勧め
手足の筋肉を動かすことで、胃腸の働きがとても活発になります。
寝不足や過労はいけませんが、体を動かさずじっとしていると、気血を作る力が弱ってしまいます。
♪お腹と鼠径部リンパを優しくマッサージ
お臍回り、お臍の正中線に沿って下向き、鼠径部のリンパを上下左右にセルフマッサージします。
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