2013年4月16日火曜日

感情変化と痛み


感情変化と痛み

こちらのお客様で、しばしば三叉神経痛を起こす方があり、原因をよくお伺いしてみると、いつもイライラした後や、我慢を強いられた後など、情志不遂を感じた後に痛み発作が出現することが判明。
皆様も、イライラしたり怒ったり、嫌な気分になったときに、頭痛が強くなったりした経験はありませんか?

実は、痛みと感情ストレスとは密接な関係があることがわかっています。
感情ストレスがあると、副腎皮質や髄質を刺激して、発痛物質を誘発します。
そしてまた、慢性的な感情ストレスにより、不安な気持ちでいるときや、鬱気分になり気力が低下しているときは、セロトニン神経の活動が低下しています。
セロトニンは、中枢では痛みに関係する神経の活動を抑制し、痛みを緩和する働きがあるため、イライラや鬱により、セロトニンの働きが抑えられると、痛みが強く感じられます。

普段から、頭痛持ち、神経痛持ちなどの方は、感情を乱さないことが、痛み発作の予防につながります。
これには、健脳食といわれる、大豆食品(味噌、納豆、厚揚げ、豆腐、高野豆腐、湯葉など)やクルミなどを常食することがお勧めです。
脳が養われると、怒りや不安で消耗して、神経伝達物質の無駄使いをすることが防がれます。

こちらでは、多くの慢性疼痛や痛み発作のある方に、証に応じた漢方と脳の栄養剤・・・新ノーゲンを併用していますが、明らかに疼痛頻度が減っており、喜ばれています。
病は気から・・・・痛みも気からなのですね!


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