粘膜病の季節です♪
長い夏により、汗とともに気力も出て行ってしまい、夏の疲れが出ている方が多いようです。
汗は東洋医学では心の液です。
心の液を消耗すると、動悸や息切れ、疲れやすさを感じます。
そして津液と気を消耗することで影響を受けるのは、肺です。
肺は皮毛を主り、外敵から身を守るための抵抗力や免疫力を担っています。
その最も大切な部分が粘膜です。
夏場に毎日汗をかいて、粘膜の抵抗力が低下するのがこの時期です。
目や鼻、口内、喉の粘膜の抵抗力が落ちると、目の乾き、炎症、口内炎、喉の痛みなどが現れます。
体の内側にも様々な粘膜があり、気道粘膜、胃粘膜、腸管の粘膜、膀胱粘膜、尿道の粘膜、膣粘膜・・・なども同様です。
今の季節に出やすいのが、喘息発作、アレルギー、胃潰瘍、大腸炎、膀胱炎、尿道炎、尿路結石、腟炎・・・などです。
粘膜の抵抗力を高めるための最も大切な養生は、良質な睡眠をしっかりとること。
熟睡して夏の疲れを取り去ってください。
お勧めの漢方は生脈紅景天と通竅です。
肺気を助け、粘膜に潤いを蘇らせ、抵抗力を高める黄金のペアです。
食事では、山芋、長芋、梨、百合根、松の実、豆乳など滋陰の食べ物を取り入れてゆくのがよいです。
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