2013年12月26日木曜日

中風の防ぎ方

中風の防ぎ方

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作等をおしなべて、脳卒中・・・・中医学では中風にあたる といいます。
中風は、ある日突然発病することが多く、一度大きな発作が起こると、その後にマヒや言語障害などが後遺症として発現しやすく、治療が遅れると死に至る病であるので、予防が最も大切です。

中風の最大の原因はお血証(血の流れが悪い、血が粘る、血管が縮まる、血管が傷つけられる、塊で塞がれる)です。
危険因子として、たばこ、大量飲酒、運動不足、高血圧、脂質異常、糖尿病、心臓病などが言われていますが、一言で言えば、ストレスを持続させないことです。

血液中に糖が多くなると、赤血球が粘り結合しやすくなり、塊を形成して血管を傷つけてゆきます。
ですので、ドカ食い、空腹時の白砂糖食品の摂取などを控えて、いつも小腹が空いた状態でいることは、血液の流れを良好に保つことにつながります。
食べ過ぎたら、体や頭(頭脳労働)を働かせて素早く糖を消費させましょう。

食事に気をつけていても、血糖値が上がる原因がストレスです。
ヒトの体は、ストレスが入ると、それを乗り切るために、血液中に糖が供給されるしくみになっています。
ストレスで食欲がなくなるタイプの方は、糖の供給率が良いために、いわゆる満腹状態が作られ、これ以上受け付けなくてよいよ!という指令が行っているのですね。
これに対し、ストレスでかえって食欲が増すタイプの方は、糖の供給率が悪いために、外から補給しようとするわけです。
このタイプはドカ食いしないように心がければよいですが、前者のタイプは、ストレスがあるかぎり、持続的な高血糖が続くため、血管が傷つけられやすく、また、糖分が大好物のガンにも注意が必要になります。

ストレスは心の持ち方でコントロールできますが、持続的に食欲が落ちているようなときは、体(特に足やお腹)を温めてリラックスすることが大切。
漢方では、体を温めて血の流れを回復する発酵紅参や、毛細血管のお血をとりのぞく循環元などの活血剤を用います。

0 件のコメント: