2014年1月8日水曜日

悲しみの感情と治癒力

悲しみの感情と治癒力

体というものは、どこが具合が悪くても気になるものです。
足が悪くて歩けない人は、それを嘆き悲しむし、食欲がなくて食べられない人は、何でも美味しく食べられる人をうらやみます。

症状に対する薬は服用しているし、原因に対する養生もしているけれど、なかなか良くならない・・・・気持ちは十分に理解できます。
でも、毎日毎日、”あ~つらい、情けない・・・思うようにならない・・・イライラする”
と四六時中嘆き悲しむのは、自分ばかりでなく、周りの人にも毒をまき散らす行為で、治る方向からますます遠ざかってゆくことを知っていると、生き方も変わります。

悲しみの感情は、五臓でいう肺を傷めます。
肺は免疫力に関わる臓で、感染症に対する予防や、体にできた不具合を排除しようとするリンパ球の働きを高め、治癒力を向上させる役割を担っています。

嘆き悲しむ気持ちが長く続くと、肺の働きは弱まり、粘膜が乾燥し、免疫細胞や、治癒のための神経伝達物質が不足し、治る力が弱まります。
ですので、同じ状態であっても、現状を嘆き悲しむのでなく、あるものを喜び、”これとこれはまだできる” ”有り難いなあ、出来ることで頑張ろう”と気持ちを切り替えるだけで、心はウンと楽になり、毎日がそれなりに楽しくなります・・・・そして周りの人も元気になります。
そうすれば、しめたもので、体は一気に治癒の方向へ働いてゆくものなのです。

皆さんは、知らず知らずのうちに、周りにマイナスの感情の毒をまき散らしていませんか?
時には愚痴こぼしも必要ですが、それは一時のハメ外しにして、治るための心を忘れないでくださいね!

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