2014年2月19日水曜日

気滞を取り除く方法

気滞を取り除く方法

気滞とは、文字どおり気の滞りのことです。
気の滞りは何故起こるかというと、まさしく気に留めるからであります。
いわゆる、”こうしなくてはならない!”というエゴから生じるものです。
自分のやりたいこと、こだわりがあって、それを阻止されるような事態が生じるために、気の流れが妨げられて、気滞が起こるわけです。

気滞が起きると、気持ちが痞え、封じ込められてイライラし、気と共に流れる血も妨げられ、体のあちこちに痛みが生じたり、正常な思惟活動ができなくなり、ひどいと話すことさえできなくなります。
私自身も、気滞が生じたときには、大好きなフルートすら、吹く気が起こらなくなりますし、たとえ吹いても、全く音が伸びません。
管楽器は、流れている気を吹き込むものですから、気が詰まっていれば音が出ないのも当然ですね。

気滞を頻繁に起こす方の傾向は、計画性に優れ、意志の力も強く、忍耐力の強い頑張り屋であることが多いです。
ですので、予定通りに事が運んでいるときには、イキイキとして、多大な力を発揮しますし、優秀な方が多いのです。
しかし、何が起こるかわからないのが、世の常で、スケジュールの変更を余儀なくされることは多々ありますよね?
こんなときに、”どうしても、これはやらないと気が済まない!”というこだわりの気持ちが強いと、そこで気が詰まってしまうわけです。

気滞を取り除く方法は、臨機応変に対処することを良しとすることですね。
それは、意志を曲げてだらしなくなれ!ということではなく、今この時点で、一番大切だと思うことを手がけることだと思います。

人間関係でいけば、自分ばかりを通していても、周りからの圧力がかかり、ストレスを受けるし、自己犠牲ばかりしていても、自分の中でひずみが生じます。
今起こっている事象に対して、自分もOK,他人もOKとなる方法を臨機応変に見つけ出せる能力というのが、気滞を速やかに取り除く方法だと思います。

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