この時期から増える膀胱炎
梅雨場~夏本番のかけて特に女性が悩まされやすいのが、膀胱炎です。
中医学では、膀胱湿熱という証がありますが、まさしく膀胱に湿と熱が溜まるのが膀胱炎です。
梅雨場の膀胱炎は、湿気と湿による下半身の冷えから起こります。
下半身に湿が多いと、膀胱周りの血流が悪くなり、膀胱粘膜の免疫力が落ちて、細菌感染しやすくなります。
足下を冷やさない工夫をしてください。
また、下半身が冷えやすく、むくみやすい方は、タンポポ茶に生姜のすりおろし汁を入れて温めて服用ください。
解毒と利尿効果がより高まりますよ。
夏本番の膀胱炎は、汗と不感蒸発の津液代謝により、尿量が減少し、濃くなることが原因です。
夏になると、黄色の濃い尿が出ます。
色の濃い尿は、身体に熱が籠もっているときに出ます。
尿量が少なくトイレに行く回数が減りますと、膀胱粘膜が熱で荒れやすくなります。
この場合は、タンポポ茶に霊芝胞子などの清熱解毒剤をプラスします。
猪苓湯などもよく使います。
食養生では、トマト、冬瓜、スイカ、メロン、胡瓜などの瓜類を召し上がり、腑にたまった熱を冷ましてくださいね。
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