2014年7月23日水曜日

ガンで痩せるのは?

ガンで痩せるのは?

ダイエットをしているわけでもなく、十分に食べているつもりなのに、急激に痩せてきた・・・というとき、糖尿病が進んでいるか、ガンの勢いが増しているかの可能性があるので、注意が必要です。

非ホジキン性の悪性リンパ腫、乳ガン、急性骨髓性白血病、肉腫などでは診断時に3分の1程度の方々が、痩せを自覚。
大腸ガン、前立腺ガン、肺ガンでは2分の1程度。
膵臓ガンでは8割近くに、痩せがみられるようです。

痩せの原因の1つめは、食事の絶対量が不足しているもの
*ガンによる圧迫、通過障害があり、あまり食べられない
*痛みや精神的ショックにより、食事が進まない
*抗ガン剤や放射線治療により、食欲がわかない

原因の2は、ガン性悪液質によるもの
ガン細胞は、細胞分裂するのに、大量のエネルギーを必要とするために、脂肪もタンパク質(筋肉)もエネルギー源として分解するサイトカイン(指令)を出します。
こうなると、生体はどんどん酸化され、慢性炎症が起こり、食欲が低下して、悪液質(全身衰弱状態)に陥ります。

ガンは、自分が増殖するために、慢性炎症促進、代謝異常促進、免疫反応の抑制、痛みをマスクするなどのシグナルを生体に送り続け、宿主が気がつかない間に、生体を乗っ取ろうとする性質があります。
これを阻止するためには、ガンに主導権を奪われないこと=即ち、ガンが適応できない体の環境に整備し直すことが大切です。

漢方養生では、紫霊芝、タンポポ茶などの清熱解毒薬で慢性炎症を取り除き、コルマータQ10(コエンザイムQ10+高麗紅参)などの抗酸化漢方で、ガンによる生体の乗っ取りを防ぎます。
炎症を促進する、トランス脂肪酸や、糖分を控えることも大切!
解毒を促進し、炎症を冷まされると、ガンは分裂することができなくなります。

悪液質に陥ると、皮膚や体が乾燥して潤い(津液)がなくなり、免疫力の低下、食欲の低下が起こりやすいので、納豆、長芋、おくら、もずく・・・などネバネバの食品を食事に取り入れてください。
散歩や気功、ストレッチなどで、酸素を取り込み、体温を上げて、筋肉を刺激してゆくことも解毒の養生につながります。

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