2014年9月11日木曜日

気陰両虚の便秘

気陰両虚の便秘

長い夏が終わり、ひどい便秘で悩んでいる・・・というご相談をよく受けます。
畑仕事などで体を動かし、流れるような汗を毎日かいた・・・という方に多いようです。


汗をかきすぎると、体液が不足し、腸管が乾いてきます。
体内の水分量が総水分量の1~2%欠乏しただけで、疲労感、イライラ、腸管の乾燥、意識レベルが低下すると言われています。
特に、高齢者では、体内に占める水分量が50%ほどなので、体重50キロの方ですと、250~500ccの水分不足だけで、容易に脱水症を起こす危険性があります。
サウナなどで大汗をかくと1000~3000ccの水分が失われますし、外仕事などで体を動かし、全身から汗をかくと、同程度の汗が流れ出ていますので、適切な水分と塩分(ミネラル)を補給しないと、水分と電解質の失調を起こします。

毎日汗をかいた体は、少しづつ保水量が低下し、空気が乾燥する季節を迎えた頃には、かなりの脱水を起こしていると言われます。
また、汗とともに、気も消耗していますので、腸管の運動も低下し、トイレでいきむ力も不足すると、肛門付近に押し寄せた便を排出することができません。
長時間、停滞した便は水分が失われ、岩のように硬くなり、排泄するのに脂汗が出るほど苦しくなります。

もしも、便秘が3日以上続き、便が岩のように硬くなって、排便するのに、息切れ、呼吸の苦しさ、脂汗が出るほどしんどい・・・などの症状を伴っているのなら、気陰両虚の便秘が疑われます。

このときは、ウォッシュレットなどで肛門を刺激する、肛門にオリーブ油などを塗って、摘便する、浣腸をするなどして、まず硬い便を取り除きます。
その後、麻子仁丸などの漢方で対応します。

胡麻油と蜂蜜をそれぞれ大さじ1ほど湯に溶いて、お湯のみ1杯ほどの量を、寝る前の空腹時に服用して、お腹を温め、のの字にマッサージしてみてください。

食材としては、大根、白菜、胡麻、パイナップル、イチジクなどの通便食材に、長芋、玄米、南瓜などの補気類、アスパラガス、プルーンなどの滋陰類を補給してゆきます。

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