2015年8月19日水曜日

慢性炎症の指標

慢性炎症の指標

慢性炎症の指標のひとつに、歯茎の状態と、お口の中の健康状態があります。
ものをよく噛んで食べる習慣がある方は、唾液の自浄作用、清熱解毒作用により、口の中の細菌のバランスが整えられ、口内炎や歯周病で悩まされることがありません。

野生の動物には、虫歯や口内炎がなく、人も又、太古の昔・・・精製された糖を口にするまでは、虫歯や歯周病はほとんど見られなかったといいます。
甘いお菓子、ジュース、プリンなど口当たりの良い柔らかい食品が歯根部に付着していると、それは口内細菌の恰好のエサになります。
歯周ポケットなどに、食べた残骸はたまりやすく、そこへ細菌が集まり、糖分を捕食しようとしてパクパクとつついている様子をちょっと想像してみてください。
この捕食行動により、歯茎や口腔粘膜が傷つけられ、そこへ免疫細胞であるマクロファージが寄ってきて、その部分の粘膜は傷つき慢性の炎症を起こしてゆきます。

疲れると歯が浮く、しょっちゅう口内炎ができる、歯茎が痛んだり、出血する、歯が伸びてきた(歯茎が痩せ落ちる)などで悩んでいる方は、慢性炎症体質であり、これが全身の粘膜で起こっていると考えてよいです。
これは、いわば前ガン状態・・・(いつガンが発病しても不思議でない環境)
今すぐに、口に入れる物の種類を見直してください。

慢性炎症は、生殖年齢を超えた頃から自然に増加するしくみになっており、この慢性炎症こそが、発ガンと老化に深く関わっています。
人生50年と言われた一昔前の野生年齢と違って、現代人の寿命は、倍ほどに延びています。
50歳を超えて、残り半分の人生を快適に過ごすためには、早い内から慢性炎症を鎮めるための、清熱解毒養生を取入れることがポイントです。

さいわい漢方薬には、タンポポ茶(ショーキT1)をはじめ、清熱解毒薬が多く、どの漢方薬にも多かれ少なかれ、清熱解毒の生薬が含まれています。
漢方を長く取入れている方にガンが少ないのも頷けますね。
その他に、ハトムギ、胡瓜、白菜、大根、ブロッコリー、冬瓜などの淡味の食材にも清熱解毒作用があります。
口内炎や歯茎のトラブルで悩まれている方は、少なくとも甘いお菓子と揚げ物を避けて、これらの野菜を取入れる回数を増やしてみてください。
体が驚くほど変化してきますよ♪

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