欝は心の便秘、愚痴は心の排泄物
毎日食事をすると、その残りカスが便として排泄されるように、私たちは毎日生活しているかぎり、心のストレスとなる出来事が知らず知らずのうちに入ってきます。
心に入った毒は、溜め込まずに排泄してしまわないと、にっちもさっちもならなくなり、心の便秘を起こしてしまうのが鬱証です。
納得のいかない感情、不平不満、愚痴などは、心に溜めると実際に毒となる化学物質が作られますので、侮れません。
しかし、よく考えるとこれらの感情を作り出しているのは、自分自身です。
何事も人のせいにしがちですが、自分の考え方ひとつで、毒となる感情はわき出しにくくなりますので、修練する必要があります。
そんな中でも生じてしまった不快な感情は、溜め込まずにサッサと排泄することが大切ですが、その排泄の仕方に気をつけてください。
誰でも、他人の便や吐物を見たくないのと同じように、心の排泄物も他人の前で排泄すれば、相手は心地よくなることは絶対にありません。
悩みの種類により、それぞれの専門家に相談することもひとつの手ですし、イヤな感情を紙に書いてビリビリと破り捨てるのもアリ。
状況を改善できるように工夫することも大切。
そして、簡単で効果が上がる方法は、散歩に出かけることです。
散歩をしていると、頭や心に昇った不快感情が冷まされて、ゆっくり下に落ちて行き、地面にアースされます。
そして、納得がいって解決策が見つかったりしやすいです。
自分も自然のひとつとなり、天の気、地の気の間で気が巡り、正しい智慧が自然から降りてくるような感じです。
人によっては、楽器を吹いたり、歌を歌ったりすることも、効果的な毒出しになります。
誰にでも毒は溜まりますが、上手な毒出し法を身につけている方には、徳と知性が感じられて素敵ですね!
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