2015年10月15日木曜日

カレー薬膳の勧め

カレー薬膳の勧め

皆さんが大好きなカレーには素晴らしい効果があることが報告されています。
月1回以上カレーを食べる習慣がある方は、半年に1回未満しかカレーを食べない方に比べ、認知症になる率が50パーセントも少ないという研究報告があります。

また、カレーを食べた後は、脳の血流量が3~4%増加し、これはニトログリセリンを2錠服用したのと同程度の作用で、約2時間その効果が続きます。
ニトロのように急激に脳血管を拡張するのでなく、徐々に作用しますので、血管拡張に伴う頭痛などの副作用もみられません。

カレーには多くのスパイスが含まれていますが、その40%を占めるのがターメリック(ウコン)で、黄色いクルクミンという色素成分が、多彩な効果をもたらします。
★体内の活性酸素を除去し、抗酸化、抗炎症の働きをもつ
★血管の柔軟性を高め、動脈硬化を予防する
★ミトコンドリアでのエネルギー産生を高め、エネルギー消費率をアップ、脂肪燃焼率を高める (ダイエット効果)
★体温を上昇させ、その効果は90分ほど持続
★免疫力を高め、発ガン抑制
★老化の原因物質であるβーアミロイドの発生を抑え、認知症を予防
★肝臓の解毒機能を助ける
★白内障の予防・・・・等
その他にも数種類のスパイスが合わさったカレー粉は、まさに老化防止の薬膳になります。

♪それでは、様々な成人病予防と老化を防止するための薬膳カレーのポイントをご紹介します!!!

1,ルウを使わず、カレー粉(スパイス)で味をつけます。・・・ルウにはトランス脂肪酸、食塩、糖分が多いので要注意!
2,野菜もカレーも長く煮込まない・・・長く煮込むほど、野菜のファイトケミカル、スパイスの成分が分解され、まろやかになりますが、効能が薄れます。細かく切って、短時間で煮込み、食べる直前にスパイスで調味します。
3,玉葱をアメ色になるまで炒めると、糖質とタンパク質が結合変性を起こすメイラード反応が起こり、大変美味しいが、これはAGE(終末糖化産物)で、動脈硬化や老化を促進する原因物質となります。甘みはサッと炒めるだけで十分です。
4,カレーには、冷やご飯がよい・・・冷やご飯やおにぎりは、難消化性澱粉に変化しているため、血糖値の上昇を抑えてくれます。
5,劇辛カレーは、発汗を促進しすぎて体が冷えるので、ペッパーや唐辛子類は少なめに。
6,付け合わせには、酢タマネギ、酢らっきょうがお勧め
7,1週間に2回以上、このスープをとるとよいです。特に朝や昼がお勧めです。

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